第7510回

自殺者2万余人男性は13年ぶりに増加女性は横ばい

過去の小欄でも、この『自殺』(最近は『自死』と呼ぶ人もいる)に関して書いたことがあります。同級生が、自殺防止のボランティア『いのちの電話』活動をしていて、彼に教わったことが契機です。今は昔、交通戦争と呼ばれた時代、交通事故での死亡は1万人、対して自殺者は3万人でした。

大きくは改善しているようですが、2022年の自殺者数が2万1584人となったことが20日、警察庁の自殺統計に基づく厚生労働省のまとめで分かった。前年と比べ、577人増え、2年ぶりの増加となっている。新型コロナウィルスの国内流行前は、10年連続で減り19年に約2万人にまで下がっていた。コロナ禍で千人ほど増え、高止まりの状況が続いている。

男女別がよく対比されるが、男性14,543人で67%を占めている。長引くコロナ禍や、就労環境、経済状況の悪化が影響していると見られる。厚生労働省は、『40~60代の男性のほか、失業者や年金生活者らで増加が目立つ』と分析している。失業者の自殺は1038人(5%)に上がり、前年同期の581人に比べ約1.8倍に増加。年金や雇用保険で生活していた人は5347人(25%)で、705人増えた。

誰が断定したのか私は疑問視するのですが、死因(推定値)は健康問題が1万1125人(52%)と最多で、次いで家庭問題が4214人(20%)。自殺の原因は人様々で、他人には計りきれない『心の闇』を抱えていると思います。先の同級生ボランティアによると、『いのちの電話』で話しを聞いてやることで、止まるケースもあるとかで、彼も宿直も厭わず奉仕していました。

今の時代、政府が全国ネットの『いのちの電話網』を構築し、自殺経験者や、退職後再就職組の活用を検討してはどうだろうか。ボランティア活動に委ねるばかりでは、2万人の壁は破れない。女性が7千人と言うなら、総数1万5千人ぐらいまでは改善するように思う。『死ぬ自由』とか言う屁理屈を言うのだったら、その前に稲盛和夫の本でも読んでみたらどうですか。人はみな役割があると思うのですが。

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