続・明治維新という過ち3部作
このところ時間を要したが、原田伊織氏が上梓した「続・明治維新という過ち」3部作を完読した。もっとも3部作とは、私がそう感じて言っているだけであります。まず「日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」、第2作が「列強の侵略を防いだ幕臣たち」。そして第3作が、「虚像の西郷隆盛虚構の明治150年」。いずれも、「明治維新から150年」、何がめでたいのかと、原田伊織氏も言う。
これまでわれわれ日本人は、明治維新を成し遂げてから今日の繁栄があるように歴史を刷り込まれてきた。尊皇対佐幕、攘夷派対開国派というように単純な二極対立の図式で語られ、守旧派の佐幕派を尊王攘夷派が打ち破ることによって、日本に開明的な新時代をもたらしたと刷り込まれてきたこれまでの幕末史が、如何に史実とかけ離れ、時に歴史を冒涜するものであるかが、ようやく理解されつつあると感じている。
わが国の、特に敗戦後の日本人の思考とは実に短絡的…
