第8563回

よく聞く裏表が真逆の意見の一つが高商野球部物語

ぼやきとして聞いて下さいませんか、稲盛和夫塾長は『愚痴』はダメだと断言されましたが、『ぼやき』ははっきりと否定なさらなかった。最近いろいろなところで、「それは逆ですよ」と言うことが多くあります。その中の一つ、「高松商野球部は最近県外の子を多くとって、県内の子を軽視している」と言われるのですが、その実、これも真逆の現象なのです。

私も高商同窓会紫雲会の役員をやらせてもらっている関係で「最近の・・・」をよく聞きます。高商野球部の今年秋の大会正選手9人の内、6人が県外選手でした。長尾健司監督を慕って、確かに県外から入学しているのは事実です。香川県も『瀬戸内留学制度』と称して、県内全校に奨励しています。その結果、県外枠が設けられて、一定数はやって来ます。野球以外でもこの傾向は、顕著になっています。

しかし運動部の実態は、県内の有力中学生をほとんど私立校が入学させているのです。学費は無料、生活寮も充実して、おまけに小遣い(支給型奨学金名目)まで出していて、学力は入学前後からほとんど問いません。一方高松商は県立高ですから、入学時一定の学力を求め、在学中も勉強中心で部活はその次です。今はこの現状で、高松商のレギュラーは県外生が6割強を占めるようになっています。

どこかの政党は『私立高校の授業料の無償化』を公約にしていますが、私立高校は公立校とは異なる教育理念を掲げて独自路線を歩んでいます。無償化の必要は、全くないと思います。私立高校が独自の教育戦略で奨学金を渡すのを、私は否定しません。そこには独自性があって、よろしいかと思います。ただし、高松商野球部が県内の子を見捨てて、県外からの子を優先しているわけでは決して有りません。

繰り返しますが、県内生に見捨てられて、その結果を県外生で補いながら、どうにか私立校に肉薄しているのです。昨今の県内私立校の活躍は、野球だけに留まらずサッカー選手にも同じ傾向が見られます。保護者のみなさま、有望選手と雖も一生その競技で生活していけるわけではありません。勉強はやはり必要です。わが子の将来を心配し、期待するのなら「勉強せんか」の一言が愛の鞭でしょう。

野球・サッカーその他の競技も同じです、困ったら考えることです。それを若い頃から放棄させて、一生は長いですよ。後先真逆の一つがこれでしたが、日中関係のゴタゴタも、書けませんが後先逆のことがまだまだあります。お察し下さい。政治の世界はともかくとして、高松商生徒は各競技、各パフォーマンスで文句も言わず精一杯頑張っています。応援支援、伏してお願いします。

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