日本の子どもの6人に1人が貧困状態。先進国では最悪の部類
ライオンズクラブ日本事務所から発行されている「LION2016年4月号」の22ページからの特集:子どもの貧困の中で、標題の事実が記載されています。まさかこの世界の債権国日本の出来事とは、とうてい思えないタイトルが跋扈しています。
2012年に厚生労働省が実施した国民生活基礎調査によると、子どもの貧困率は16.3%。貧困率とは、国民1人当たりの所得を順番に並べた結果、丁度真ん中にいる人の半分(12年は122万円)に満たない人の割合です。
子どもの貧困率は、18歳未満の子の属する世帯の所得をもとに計算されています。また、一人親世帯の子どもの貧困率は先進国の中でも突出して高く、09年の厚生労働省調査によると58.7%にも上るのです。
特に母子家庭の場合、8割以上が就業しているが、その半数が非正規雇用。正規雇用の場合でも、男女の賃金格差が大きく、賃金を得ているにもかかわらず、いわゆるワーキングプアーに陥っていることが多い。このような事態から、日々の食事にも事欠くケースが散見されるのです。
こうした家庭の子どもは1日の食事が給食のみだったり、カップ麺など安価な食事しか食べられず、栄養のバランスが偏ってしまう場合も多い。親が家にいる時間が少ないため、繁華街が居場所になったり、非行に走ったりするケースもあるという。
貧困率は、親の学歴にも影響を受けている。内閣府の調べによると、中卒の親の家庭では貧困率が45%にも上ることが分かっている。大卒家庭の貧困率が8%であることから、その差は顕著です。そして中卒の親を持つ子どもの大学進学率は、大卒の親を持つ子どもと比べたら極めて低い。
低学歴のために低賃金になってしまう親に育てられた子どもは、また低学歴になり、低賃金になってしまうという貧困の連鎖が大きな問題。こうした現状に対して今、子ども食堂や、無料学習支援といった試みが全国的にも広がりはじめています。
運営にあたるのは、弁護士集団やNPO法人、ライオンズクラブなどの社会奉仕団体などバラバラですが、見るに見かねて立ち上げるケースが多いようです。「上質な大人」と接することが、子どもの成長過程には必要だとある人は言う。
大事なのは食育を含む教育と医療、それに安心安全な住まいではないでしょうか。全国展開中の「子どもの家(仮称)」では、食事と教育ですが、これに医療と安心安全な住まいの確保が必要不可欠じゃないかと私は考えます。先の計画に、安心安全な住まいは含まれていません。15:30-19:00が開口時間です。