第5015回

四国電力伊方原発3号機7月再稼働で1号機の廃炉決定

愛媛県伊方原発3号機の再稼働がいつかいつかと囁かれながら、夏頃と言われながら、最近やっと7月下旬と決まった。昨年秋かという噂も、まことしやかに流れていた。それと交換するかのように、1号機の廃炉決定が25日発表された。

私は小欄でも、伊方原発の再稼働をしながら、廃炉へ向けて長い旅が始まると書いたことがあります。対岸の広島から再稼働差し止めの訴訟が起きるなど、世論は再稼働をしない方が正義だと言われています。私もそうは思います。これから日本での原発1号機を設置するかどうの選択であれば、私も当然NOと言う。

しかし現実的にはすでに50炉以上の原発が作られ、そのほとんどが運転休止中であるが、廃炉にするにも一気に廃炉へと突き進むわけにもいかない。古い原子炉から廃炉にするにしても、時間もかかるし費用もかかる。動かしながらの廃炉が、現実的な解決方法だと信じています。

身近な四国電力でも、いままで労働環境で「良い思い」をしたから逆境は当然の報いだと語気を荒げる人もいるのですが、ここは1番冷静に判断したい。いまは火力発電を中心に四国電力は発電を行い、確かに需要に応えている。しかしこの状態が、これから10年先20年先と続くものではないのもわかる。

廃炉を急ぐのであれば、再稼働も私は必要だと思う。原子力発電に頼りきりであった「体質」は改善せざるを得ないが、これにも時間がかかる。自然環境の悪化も、世界規模で待ったなしの危機迫った状況にまで追い込まれている。

何も日本だけがCO2の削減をやらなくても、後進国が配慮すれば良いと言う意見もあるが、後進国にそんな余裕はないでしょう。過去の日本の四日市とか川崎がそうであったように、後進国はいまの産業を活発化することに腐心しても、環境の悪化に伴う操業ダウンまではとても考えられないだろう。

いろいろな生活面で、冷静に考えられるのは先進国と言われる経済成熟国の国民だけです。私は日本が、先進国の一つだと信じています。そして日本人が、日本人としての矜持を示しつつ、結果世界へ貢献する国であり国民でありたい。

もう一つの報道も嬉しかった。明日から北海道新幹線が開業するのも結構だが、厚生労働省が25日、経済連携協定(EPA)に基づきインドネシア、フィリピン、ベトナムから来日した看護師候補者47人が、2月に実施された看護師国家試験に合格したと発表しています。

3カ国合計429人の受験に対して、合格者の内訳はインドネシアが11人(5.4%)、フィリピンが22人(11.5%)、ベトナムが14人(41.2%)と相変わらずの狭き門ではあるが、この3カ国の合格率は11%で、前年から3.7ポイント上昇したようです。

ベトナムからの受け入れは2014年からですが、3カ国の中でも際だった合格率です。日本人にとっても難しい試験ですが、確かに外国人には、日本語の意味からも難しい試験です。ちなみに日本人を含む全体の合格率は89.4%。こちらの話題も、一歩前進、日本の看護能力がまずは東南アジアへ広がる第一歩です。

原発50基全停止 http://www.0011.co.jp/company/diary/index.php?e=1931

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