2016年2度目の宅地建物取引士登録実務講習会初日
1月に続いて、2月の標題講習会です。会場は前回と同様「高松センタービル」の4階。主催は、LEC東京リーガルマインド高松校です。先月の生徒は、全員合格と言うことでまずは関門クリアーです。ここへ来ている人のほとんどは、実務経験がありません。だから来ているわけでもあります。
弊社の社員などは、12月の合格発表後ただちに「宅地建物取引士登録」の手続きが出来ます。求められる2年間の実務経験があります。この2年間の実務経験がない人が、ここへ来ています。聞くと「趣味」という人もいたり、将来のためという人もいます。
昨年4月から、この資格は「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へ名称変更がされて、少しは高みへ揚がったかのように感じます。私も限られた範囲での比較検討ですが、この宅地建物取引士資格は、独学でも3年間真面目にやると合格できるレベルの国家資格です。
問題は「真面目に学習」が出来るかどうかですが、弁護士は勿論、司法書士や行政書士、公認会計士税理士などでは、真面目だけではとても合格へは追いつきません。その点は、実に有難い。また合格者は、不動産業界のみならず、金融保険業界など多くの業界で必要とされています。
推定ですが、登録者は100万人の大台には届いていると思います。一昨年で94万人でした。その中で、「宅地建物取引士証」を持っている人が30万人程度だと発表されています。さらに不動産及びその周辺で働く人は、30万人と予想しています。
それはそうでしょう。相続を考えてもその財産の多くは、自宅を含めた不動産です。不動産を知ることが、どうしても必要になります。弊社でも宅地建物取引士証を取得すれば、月額2万円の手当が付きます。営業全員が取得するまで続けようと考えています。人気があって実益がある資格の一つが、宅地建物取引士です。
また宅地建物取引業法では、資格者が5人に1人必要としています。従って資格者の誕生から育成が、業界の質の向上にもつながります。もちろん宅地建物取引士は不動産業界の基礎資格で、この上に公認不動産コンサルティングマスターなどいろいろな段階のものがありますが、やはりこの基礎が最低要件とされています。
さてさて講習ですが、内容は不動産売却媒介(仲介)を依頼された「小野春彦」さんの所有する中野区中野四丁目の住宅を売却するための一連の仕事を順番にやっていきます。実際の担当者になったとして、その仕事をマスターします。売却のための聞き取り調査から、法令上の制限調査まで多岐に渡ります。
実務研修と言っても現場研修があるわけでなく、「名ばかり」にはなりますが、実務を想定した話しをしています。このLEC東京リーガルマインドも、宅建関係だけでもこのほかに、「五問免除」の講習をしています。実務に従事している者のために、講習に合格すれば本試験で五問免除が受けられます。
このための講習は、本部から提供のDVDでやるそうです。この講習は、実務の質問がないことから、「生講師」はいらないとのことでした。そして6ヶ月の本試験受験対策講座もあるようですが、高松校は人が集まらないとのことです。その他の組織として、「日建学院」などは高松にもあります。
本日、初日の講座が終わりました。後ろの端に車椅子の青年がいました。「車椅子で住宅現場の中には入れない」と言いますが、私はとっさに「目の不自由な人も業者にいました」と答えました。確かに多少の不自由はあるかも知れませんが、「ドローン」を使って撮影するなど、これから先はいろいろ工夫がされます。
公益社団法人香川県宅地建物取引業協会の、入会者勧誘のために始めた講師ですが、業界の発展のためにはこうした2次従事者の層が厚くなることが、人材開発につながると思います。勿論ブラッシュアップは必要ですが、定年定職がない仕事です。積み重ねの経験が役立つ仕事でもあります。老若男女が出来る仕事です。