業界三種の神器に係るQ&A

加盟する公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)から、『重要事項説明』『売買契約』『賃貸借契約』に係るQ&A集をA4版100ページ超にまとめた冊子が送られて来た。お中元のようにも思うが、初めてではなかろうか。括弧書きの3つは、いずれもその先に『書』が付くのが日常だが、われわれ業界では三種の神器と考えられている。少なくても私は、創業(1981年)以来そのようにかたくに信じています。
開封がすこし遅れたかもしれないが、もうそろそろ店じまいをするかと考えていた時、手にとって「これは」と思い一気に読みました。宅建業界(不動産屋)は、2重階層になっていて、上は宅建業者で下は宅建士というある意味『ダブルチェックの原則』が利いている構造です。大企業ほど上下の層に沢山の人が介在し、私のような一人親方と呼ばれる組織は、上も下もなく同一人物が両方の役を兼ねている。
私は周知のように、『麺職人』から取引士(当時は宅地建物取引主任者)試験に合格し、それを以て宅建業者になった経緯から、宅建業の神髄は契約の前におこなわれる重要事項説明にあると考えています。そう考えて、住宅新報社や全宅連が主催する有料講習会へも大阪、東京と出掛けていきました。試験に合格したばかりで、契約書の書き方も分かりませんでした。
その頃業界で燦然と輝いていたのが、不動産鑑定士の吉野伸先生でした。師と仰ぎ著書を読み、新宿の事務所まで押しかけていました。その息子さんが、吉野荘平氏です。御尊父死去のあと、業界の指導者として父親の後を継いでおられます。今日私が手にしているこのQ&A集も、監修・深沢綜合法律事務所と(株)ときそうです。吉野荘平氏が、ときそうの代表の一人です。
彼は全国の宅建業協会へも研修に出掛け、香川県へも9月10日(木)に来高されます。日頃からご指導を賜り、ある意味慣れ親しんでいて、Q&A集も抵抗なく読めて恥ずかしながら「そうだったのか」と思い知る箇所もあり、大変ありがたい冊子を頂きました。今の時代ITデジタルAIの時代ですが、吉野荘平さんの解説とともに伺うと、大変良く理解出来ます。
そのことで不動産を売り買いする、また賃貸借する消費者に、間違いない判断が出来るようにアドバイスする宅建業の責務が果たせるし、われわれも生活していけるのです。ありがたい時代になりました、一層精進して少しだけでもお役に立てればと願っております。