2012第1回合同企業説明会


新入社員の教育に腐心しているこの頃に、次の新卒採用に取りかかっています。と暢気なことを言っているのですが、上場企業は昨年末から採用活動をしています。しかし、いつまでこんないたちごっこをするのでしょうか。どうせ狭き門であれば、今年の秋からやれば良いのではないですか。
少しでも優秀な人材を採りたいと早くからスタートするのですが、そこが大企業と中小企業の違いですが、よくよく考えてみればわれわれ中小企業に間違って超エリートが入社しても社長以下大勢が困ります。これもある意味では、ミスマッチです。
「成功=考え方×熱意×能力」の公式がありますが、精神的能力は30点もあれば十分で身体的能力が30点、熱意は社長が吹き込めば、50点には届きます。問題は考え方です。最初の2つは0から100点ですが、この考え方はマイナス100からプラス100点まであります。私はこの考え方がいちばん大切だと考えています。しかしこの考え方だけは、本人の自覚(気づき)だけしか変えることが出来ないやっかいなものです。
今日の面接でも感じるのですが、女子ははつらつとしています。比べて男子は草食男子と呼ばれるゆえんですか、概しておとなしいのです。個性がないという水準まで届かず、することが分かっていないというか、就活以前のレベルで、人生において何をしたら良いのか分かっていないと言います。
極端な例では、松野不動産のブースに来て私の前に座り、「質問はありますか」と私が聞いたら、「別に」と沢尻エリカさんのように言うのです。そうそう沢尻さんは明後日8日が誕生日ですが、私は彼に思わず「帰ったら」と言いました。子供相手に大人げないと言われそうですが、ここは真剣勝負です。こちらが持論を曲げては相手様に失礼です。
総じて男子は、高校を卒業して働くのが嫌で専門学校や大学へ行ったという人が、希望に燃えて進学をしたという人に比べて圧倒的に多いなと、話を聞いていて感じます。そんなやることが分からないと言う彼らに私は、「アクションを起こしたらどうですか」と言います。被災地へ行って汗を流したら、何か気づくことがあるのではないですか。
思い悩んでいる人は、世界一周とは言いませんが、四国遍路もいいだろうし、近くの公園を走るとか、バッティングセンターでひたすら来た球を打つとか、とにかく五体満足な体を動かせてみることですよ。五体不満足な人は、足らない分を補って、それで勝負して勝っています。
どんな仕事に向いているか分からないと言うのですが、そんな悩みは千年前も一緒じゃないですか。私は家業を継いで麺業をするという仕事がありました。だから迷わなかったとも思いますが、アルバイトは20以上を経験しました。どんな仕事があるか、楽しみでワクワクしていました。
今の就活層は、ある意味では可哀想です。情報過多で、大企業へ挑戦する超エリートの就活の実態も見えてしまいます。スマートフォンからも、次々に新アプリが登場して、知らないと損するように誤解をします。私のようなおじさん層は、「出来ない」とスマートフォンを手放します。だから悩むこともないのです。
恵まれ過ぎている不幸ですか。こんな子らを企業は採用して、40年間にわたり生活の保障をするわけです。多くを望むべき立場にないのが中小企業ですが、人育ても中小企業は責務を負っているように私は思います。
それでも諦めずにかなり背伸びをして臨んでいると、近年は素晴らしい人材に恵まれ始めました。光輝くダイヤモンドを手に入れることはできませんが、原石をダイヤモンドとして磨き上げることは、われわれ中小企業にも出来ることだと考えています。