香川県立県立高松商業高校先輩講演会に北信康氏



年に2度、各界で活躍中の先輩をお呼びしての講演会です。今回は、2004年製作、2005年公開の日本映画、『北の零年』(きたのぜろねん)の撮影を担当した北信康カメラマンを東京からお呼びしての「可能性」でした。
北の零年は、明治初期に起こった庚午事変に絡む処分により、明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家の人々の物語であります。2006年、第29回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞(吉永小百合)を受賞した作品です。
北さんによると監督の行定勲(セカチュウ=「世界の中心で、愛をさけぶ」監督)の「行定組」に属し、行定勲監督の作品に多く撮影担当をしているとのことでした。この先輩講演会は後輩への進路アドバイスという側面もあることから、北さんも自らの卒業後を淡々と話していました。
高商卒業後日本石油に就職し4年間サラリーマンを経験し、ふと目にした雑誌で「写真専門学校」を知って、2年間勉強して今があるとの結論です。私は端で聞きながら、それはサクセスストーリーであっても、その道を後輩が歩いても、今の北さんの位置に立つことは不可能に近いと私は思いました。
この世に偶然というものは存在せず、全て必然で生まれて来ると言いますが、同じような進路を今の現役に言うのも、悩ましいものがあると思います。それでも日石の4年間は、将来に役立つ4年間だったというのは救いですね。一つことコツコツと。