新聞報道は事実と異なるのか



今日の新聞報道を見て、分からなくもないがこれが事実かとも感じたことがあるので、自分の考えを少し書いてみます。今日の朝の新聞報道は、石川知裕衆院議員と池田光智被告、大久保隆規被告の一審有罪判決を受けての報道です。
写真のように、「小沢氏元3秘書有罪」となっています。確かに3人は元小沢一郎氏の秘書ですが、これから行われる小沢一郎氏自身の裁判を見通した見出しのようです。何となく、秘書3人が有罪であれば当然小沢一郎氏も有罪ではないかと示唆しているようにも写ります。
「石川知裕衆院議員ら3人」というより、「小沢氏元3秘書有罪」との記述がある意味庶民には分かり易いからそう書かれたのかもしれません。しかし冷静に考えれば、何となく世間の目に迎合したというか沿ったタイトルのように私には写ります。
新聞というと何となく正確に取材され、裏をとり間違いのないことが客観的視点で書かれていると思います。しかし言葉は悪いかもしれませんが、スポーツ紙やタブロイド紙なら、興味をそそるタイトルが踊るのも良いと思います。
タイトルの善し悪しで、駅売紙の販売数が変わると言われているぐらいですから。しかし全国三大紙とか五大紙とか言われる新聞が、最近特に週刊誌化しているように思えてなりません。テレビのワイドショーの前触れをしているかのごとく。
誤解のないように書き添えますが、私も何となく3人は黒で、小沢一郎氏の関与もあるかなと感じています。しかし多くがそう思っているから、それに沿ったタイトルを大きく記載するのは如何なものかと思います。新聞は冷静でないと、御用紙では困ります。
判決の内容も、元秘書の自白調書の裁判採用を裁判官は認めなかったにも拘わらず、推定クロ的な内容が幾つか散見されます。証拠主義ですから、証拠がなければシロの筈です。しかしこの事件がシロとなると、世間の司法を見る目も変わります。さすれば推定クロも致し方ない?
しかしこれではえん罪も生まれようし、裁判員裁判ではすべてシロとなります。素人だからシロというのではなく、有罪を断定できる証拠が立証されなければ、残念ながらシロであるべきです。
よく似た新聞の書き方を次に述べますが、これは新聞各紙によって扱いも違うという問題です。8月24日の朝刊には、前日引退表明をした島田紳助さんの扱いと、当時日本を揺るがせていた次期総理選出の話題を扱った記事です。
四国新聞は共同通信の配信だと思いますが、トップ記事は「前原誠司氏の発言」ですが、読売新聞は、「島田紳助さん引退」の記事です。各紙紙面作りは自由でありますが、一紙しか読んでないのが殆どの庶民は、配達された新聞を読んで、世の中の重大事件を再確認するのでしょうね。ペンの力の大きさは、こんなところにもあるようです。