第3355回

次世代住宅と言われているスマートハウスは中小零細工務店を殺す

先に小欄で、ヤマダ電機のスマートハウスを紹介しましたが、エコガラスや太陽光発電、蓄電池、高速光通信などを備え、家庭内のエネルギーを最適化する近未来型住宅として注目されているスマートハウスの登場が、秒読み段階に入ったのでしょうか。まだまだ価格から先の話?なのでしょうか。

スマートフォンすら捨てて、元の携帯電話に戻した私ですが、言われているスマートハウスに無関心を装う訳には参りません。学びを深めて取り組むかどうか思案するところですが、まずはそのスマートハウスの特徴を、以下の6つで分類してみました。

①太陽光発電・・・発電時にCO2 を排出しないクリーンなエネルギーで暮らす。

②省エネ家電・・・各家電が電力の供給状況などにあわせて稼働時間を自動で変更。

③電気自動車・・・プラグイン電気自動車は、家庭用のコンセントで充電が可能。ガソリン代を節約。将来は自動車から住宅へ充電?

④家庭用蓄電池・・・発電した電力を蓄えるエネルギー貯蔵庫として機能し、夜間などの生活に利用。

⑤スマートメーター・・・各家庭の電力の使用状況など、スマートメーターにより「見える化」。節電と発電の意欲が沸きます。

⑥外出先から家電製品をコントロール・・・スマートフォンで、消費電力や運転状況などをチェック。外出先からの遠隔操作によって、各家電や住宅設備のコントロールをすることも可能となります。

以上の6つに共通するものは「電気」です。それも家電品ですから、徐々に揃えるという発想もあります。大手ハウスメーカー、電機メーカー各社がこの事業分野に参入しつつあるのです。しかし研究開発費も相当かかり、体力のないハウスメーカーには出来ないことですが、大企業は6つを同時に実装したもので攻撃を掛けてきます。

スマートハウスの普及が、業界再編に繋がる可能性は、先のヤマダ電機とエスバイエルの統合からも大いにあり得ることです。であるならばいよいよ地方の工務店や大工さんの出番がなくなる?ことになるのか。中小零細企業の大連立があるのでしょうか。

もう1つ言うなら、産業界の大編成もあり得る話です。ヤマダ電機が電気自動車を販売するとなると、自動車はもはやこの範疇では「家電品」です。自動車業界と電気業界の業際が実に不透明になってきています。

またヤマダ電機の住宅が世に出回ると、電気業界と建築業界、不動産業界の棲み分けも怪しいものになります。もちろんこのような分類すら、もはや必要ないものかも知れませんが、一番実態と遅れている国の監督官庁もどうなるのでしょうか。

ここでも100年に一度の大災害が、来ているのかも知れません。しかし中小零細企業は、これまでも政府に守られてきたわけでもなく、これからも独自路線を行くわけですから、毎日考えて、どっこい死ぬわけにはいきませんからやってみることですね。

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