第3298回

空海と曼荼羅風之桜美術館

徳島県吉野川市川島町に、島勝伸一(ありがとうございます㈱取締役)氏が、空海の曼荼羅美術館を作ったと聞き及び、行ってみました。写真家・櫻井惠武氏が撮りためた15年間の集大成を集めたものです。

曼荼羅とは、全てが備わっているもの完全なものを中心に、沢山のものが集まって支え合って成り立っているものと書かれていますが、私には理解の出来ない世界です。四国霊場88ヶ所札所に、それぞれのご神体が安置されていますが、それを写真に納めたものです。

見る者を魅了するスケールの大きさ、迫り来る迫力と、なかなかの力作です。現在展示されている写真は、所蔵する100枚の内の20枚で、展示品を4ヶ月毎に変更することでリピート客を招き入れる仕掛けです。

そもそも「NPO吉野川流域振興会(正確ではない)」的な組織を立ち上げて、地元の活性化の一端として、旧郵便局を改修したものです。木造のトラストを組んだ屋根組をそのまま補強耐震化して、屋根を軽くして大空間を作り出しています。

全体に暗い世界ですから、今風の節電効果もあるようですが、維持管理も大変です。何とか管理費が出るくらい、来場客がくり返し訪れて貰いたいところです。10番札所切幡寺から11番藤井寺へ行く途中にあると言えばあるのですが、歩き遍路は余裕がありません。

島勝様も、狙いは外国人と移住者だと言います。良い狙いですが、外国人となればここだけで呼べるわけでもなくて、「四国八十八ヶ所霊場」を世界遺産にしようという、四国経済連合会の努力に期待するところであります。

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