第3208回

石巻からの力強い報告

石巻から帰り、盛和塾香川の塾長DVDを観る木曜会へ急ぐ私の携帯電話に、石巻の宮本嘉二から「松野が来たから電気が来たよ」と、特有のダジャレでお礼を言われました。そうか電気がついたか、まずは第1インフラの回復です。

私が入った石巻市の湊字田町は、大通りから100メートルぐらい入ったところ、少し小高くなった所にあります。電気も水もガスのインフラは、全く使えませんでした。前に報告の通り、水は給水車の到着を待って、ポリタンクなどの水溜を持参して水を貰います。「2日来なかったときは、焦ったな」と言っていました。

もちろん日常生活では、インフラが使えることが常態ですから、私も何の疑念も持っていませんが、一旦このように使えなくなると、その有り難さを痛感します。その待望の電気が今日ついたのです。

停電中は、昼間も暗く、昼間は灯油ストーブも使えませんから、暗く寒い室内です。灯油ストーブは、自衛隊が1世帯に一つ、配給品としてくれたそうです。それでも灯油は、なかなか手に入らず、高くなった価格にも昼間は使用の自粛、お預けです。この日の朝は、室外気温2度でした。

そのため照明は、ソーラー式の電気スタンドやカンテラが数多く並んでいました。この数には不足がありません。もう追加の宅配はいらないと思います。電池式ですが、電池は配給品で十分賄えています。電気がついたことで、この照明器具は、暫くお休みになることでしょう。それでも大きな余震が続いていることから、撤去は出来ません。

昨日の日記でも書きましたが、原発の放射線量によっては、人体はもちろん、野菜や漁獲物、牛乳などにも無害だという稲東大教授の講演を聴いた安中氏の意見を転載させて頂きます。私はこの意見を支持します。

昨夜あれから、稲博士のyoutubeを見ました。徹夜続きで頭が混濁してきた中で見たので、理解不足もありますが、信用に足るご意見だと思います。自分自身の経験や知識に照らしても、矛盾するところがほとんどありません。

私があれだけの被曝をしても、今日まで健康でいられたこと、その後に生まれた3人の子供になんの問題もないこと、かっての同僚たちにも被害がでていないことなど、全て符合します。

例として、人工環境による動植物の成長や変化の研究があります。私は、原子力施設の現場や設計を担当した後、医学や生物学の研究施設の設計を数多く手掛けてきました。実は、建築・設備の分野では、上記の両者に必要な技術、経験は、ほとんど同義なのです。

その中で、動植物とも、人工光源の調節によって成長促進がなされること、味の変化があることなども経験してきました。この人工光源の大きな要素は紫外線です。つまり、放射線なのです。成長速度が倍になったり、味が驚くほど美味しくなったり、という効果が見られましたが、害毒となる現象は、記憶の限りではありませんでした。

だから、実証は難しいですが、稲博士の言われる「むしろ健康に良いのだ」という説を後押ししているとは思います。

高レベルの放射線を一気に浴びることと、低レベルの放射線を長い時間浴び続けることは、明らかに違います。10ミリシーベルトを100日浴びたから、1000ミリ(=1シーベルト)浴びたことと同じという、今の政府発表の論調はおかしいです。(稲恭宏博士は「どんぶりにてこんもりの塩を1度に全部飲み込めば倒れてしまいますが,塩を舐めちゃダメ,と言われたら生きて行けません」と喩えています)

私は、3ヶ月の推定で累計3000ミリ(=3シーベルト)程度浴びたことになりますが、一気に浴びた最大線量は500ミリ(=0.5シーベルト)ぐらいです。それで健康被害が出ないということは、この程度は安全ということです。報道を聞く限り、原発内で作業している人で、ここまで浴びた人はいないようですから、「みな安全」と断言できます。

まして、住民の方々への被害など出るはずもありません。

政府・保安院が、事故評価をレベル7に引き上げるという馬鹿な発表をしました。愚かなことです。最悪の事態になっても、自分たちの責任逃れをしようという政府の意図が見え見えです。

信じるか信じないかはあなた次第ですが、時間を作ってYouTubeをご覧下さい。下の「YouTube」をクリックすると、6画面の先頭に飛びます。あなたの被爆感が変わると思います。

YouTubeへクリック http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8

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