第2973回

最悪の釣果でも新発見に興味津々

初めて森澤義長さんと釣りに行きました。と言っても森澤さんの船に乗せて貰って、かねてから「連れて行って・・・」と懇願していたところ、暑いのにもかかわらず、森澤さんが無理をして船を出して下さいました。狙いは鯛です。

7月に臼井忠義さんらと、タイラバで有名な恵優丸に乗って小豆島の沖合で釣りをしていた際に、「ほんだら明日追いかけるわの」という森澤さんの船が本当に近づいてきたのでした。キャビンには手を振る婦人の顔もあって、あんな船に乗って、入れ食いを味わってみたいと思ったのです。

5時に、郷東町の「ピアマリーナー高松」を出港です。初めて船のキャビンで、レーダーや魚群探知機を見せていただきました。遊漁船ではなかなか見られません。船頭さんは、いろいろ覗かれるのを嫌います。よほどその船に通って、親しくならないと叶わないことです。

それにここだと、説明を求めることが出来ます。森澤さんも、1対1ですから、逃げるわけにも行かず、嫌々でも説明することになります。そして森澤さんは、元職が鉄工所関係ですから、自分で作るし取り付けるし、ステンレスの溶接なども得意です。実にアイデアに富んだお方で面白いと言ったら失礼ですが、話ししていると退屈をしない御仁です。

肝心の釣果ですが、「全くの完敗」でした。全くあたりがありません。朝の時合いが悪かったかと思って、昼からの潮を狙いました。結果的に10時間海の上で粘りましたが、私はまったく釣れませんでした。「タイラバ」狙いですから、餌もありません。小物を狙うという機転も利かず、坊図で上がりました。太刀魚1と鯛1が船長の釣果ですが、これをありがたく頂き帰りました。妻には罵声をもらいました。

鯛釣り専門の「セブンゴット」も近くにいますが、網を持って動く姿もありません。僚船の恵優丸は、船長の足骨折で休船のようです。たまに近づいた船に問いかけますが、あちらにもあたりがないようです。漁探をあてにして、魚場を流しますが、魚影もありません。潮が動き出しても、ほとんど同じです。

船の上に、都合10時間いたわけですが、屋根があって、ビーチパラソルがあって、キャビンにはエアコンも装備されています。甲子園野球も、デジタル放送で見えます。私が経験した釣り船では、最高級豪華釣船です。それに手入れが良いのか、全体が綺麗です。数ヶ月前に船が沈んだと言っていましたが、見た目には、エンジン周りも綺麗です。

圧巻はマリーナーへ入港後、船を上げるのですね。これを目の当たりにして、私の知らない世界は、まだまだあることを実感しました。船は最高の贅沢品だと言いますが、小型船舶免許を取得して、船を購入して、燃料を蒔いて走るほどの使用量、船を上げて洗船して、マリーナーの維持費も馬鹿になりません。最後に台車に上げて、船の掃除もあります。

どう考えても、「森澤義長さま、お供します」とおねだりするのが、一番の方策です。

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