日本の花火大会と京都五山の送り火
日本人はこの熱中症になろうかという猛暑の中でも、花火が大好きです。見る方も大変ですが、これを打ち上げる裏方さんの当日の作業も暑くて大変でしょう。それでも「花火」の火は、ますます熱く燃えさかる広がりを見せています。
過日どこかのテレビでも、「全国花火ランキング」を発表していました。しかしこの類の報道には、「落とし穴」があります。ご案内のように、放送局のキー局は中央(主に東京)にあって、ここからの電波を地方の系列の放送局が中継をして、われわれの家庭に届いているのです。
この仕組みが来年7月らのデジタル放送でどう変わるか、別の楽しみではありますが、ここでは単純に、その地方局が関与していない、また対立局が深く関わっている花火大会などは、ランキングに入らないと言うことが多々あるという性質の確認です。
報道の誤謬と言えばわかりにくいかも知れませんが、都合の悪いのは外すと言ったらいいのか分かりませんが、そんなところがあります。「なんでも鑑定団」も日本全国出張しますといっても、あれは「テレビ東京」ですから、その地方にテレビ東京の系列局が無いところへも果たしていきますかね。
それはそれとして置いといて、その他の花火ランキングからも上位2つは揺るぎのないダントツ1位と2位です。1位は秋田県の「全国花火競技大会大曲の花火」です。花火職人が集まって、その年の成果物を自分で上げます。その数1.5万発、観客68万人。夏の終わりの8月28日に開催されます。
2位は、新潟県の「長岡まつり大花火大会」です。こちらは数では大曲を抜くのですが、花火の数は2万発、観客88万人と発表されています。8月2日と3日の両日開催されます。この2つがいずれも東北地方です。花火工場が、東北に多いのですかね。地産地消ですかね花火も、やはり生き物ですから。
この他、負けず劣らず熱くなる全国での花火大会です。高松の花火はランキング漏れですが、それでも近くで見ている分には、上位入りの作品のように見えました。また10月の第3土曜日には、仏生山公園で大名行列まつりの前夜祭として花火が上がります。これも近くで見ていると、薬莢が上から落ちてきます。迫力がありますよ。
さらに京都五山の送り火ですが、夏の終わりを告げる京都の風物詩として知られ、奈良のお水取りで春を迎えるように、関西ではけじめを付ける行事が、それまでのとどめを刺します。悪縁を切るというのでしょうか、暑さ寒さももうここまでという、新たな良縁の始まりです。