改正建築士法に基づく法定講習の一つ定期講習会




平成17年11月(香川県宅建建物取引業協会設立40周年記念式典の年)に明らかになった、衝撃的な姉歯秀次元建築士がおこした構造計算書偽装問題に端を発した建築行政制度の不備は、建築士の職業倫理観にだけに頼っていた現実を国民に露呈しました。
これを受けて、改正建築基準法及び改正建築士法は、構造計算適合性判定機関の指定申請など準備行為に関する規定が平成19年6月20日に施行され、建築確認・検査の厳格化が計られ、そしてそのブレーキが効きすぎて、その後丸1年間、マンションが建たない状況が続き、今の閉塞感の助長になったと認識しています。
本日は改訂され、ようやく軌道に乗り始めた建築士制度の新制度、「管理建築士講習」と、その双璧にある「定期講習」の香川県内開催でした。200人ほどはいますかね、サンメッセ香川の大会議室は、補助椅子が出るほどの盛況ぶりです。
1級建築士・2級建築士・木造建築士とその資格があるのですが、私は隅っこの木造建築士です。若い頃、先輩不動産業者の真似をして取得したものです。売買仲介する木造住宅の構造等が、より分かれば良いという程度の認識でした。
もちろん香川県下でも有名な、建築士先生もいらっしゃいます。顔見知りも数名います。私の顔に何かついているかと思うほど、ビックリまじまじとご覧になる方もいます。
5時間の講習の後に、修了考査という試験をします。その内容は、隣の受験生と問題内容が違うようで、また先の資格の違いから、木造設計士は30問まで回答、2級建築士は35問、1級建築士は全40問という具合になっています。実に合理的に作られています。落とす試験でないものですから、イエスORノーの2択です。
それからテキストの形態が変わりました。12㎜と本当に薄くなりました。これまでの半分という印象です。無駄を省いて、すべてのページの解説がなされます。これだけでも、国土交通省の考え方が伺えます。関係者みんなにとって、あの姉歯秀次元建築士がおこした構造計算書偽装問題は、本当に信じられないゆゆしき問題であったのです。