第2723回

盛和塾東日本地区忘年塾長例会於東京

今年最後の、盛和塾塾長例会です。東西に分けたため、本日は840名の参加でした。それでも遠くは、ブラジル・ニューヨーク・シリコンバレー塾からの参加もありました。追っかけは熱心です。

瀬山昌宏東京塾代表世話人の挨拶でも、同じく堀口智顕さんの謝辞でも、稲盛和夫塾長に救われ助けられ励まされたと異口同音に語ります。また叱られたのも、成長の肥やしです。

 

塾長講話は、「アメーバ経営はどのようにして誕生したのか」というテーマでした。リーダの育成を目的として、大きくなった会社を小さく分けて、独立採算制度で採算を取るように仕掛けました。

ファインセラミック製造工程を例として、「原料工程」で一つのアメーバを形成し、仕入れて加工して経費と利益をのせて、「形成工程」へ社内売りします。ここでも同じように、経費と利益を乗せて次の焼成工程へ社内売りします。社内買いをした「加工工程」アメーバは加工を加えてその経費と利益を加えて社外売り(商品出荷)となります。

最小単位に細分化するのですが、それが単独で成立する組織、つまりそれだけを一つのビジネスとして商いをしている企業があるという単位でなければアメーバ化はなりません。

稲盛和夫塾長のフィロソフィのなかに、「値決めは経営」というのがあります。つまりここでの「社外売り」の価格を幾らにするかが全ての命運を握ります。仮に100円となると、その前の社内買いは80円、その前は60円というふうに価格が決まります。

その際の価格は、自分の所属アメーバさえよければ良いというものではなく、相手を思いやって価格決定がなされます。

そして一つのアメーバの評価は、時間割付加価値でなされます。「差引売上/総時間」=時間割(付加価値)となります。

ただし、これにも問題はあります。先の価格決定が一番の難問ですが、下請けに出して利益だけを計上するというやり方を考えるアメーバが出てきました。これはダメです。額に汗して稼がないと社内に技術が残りません。浮利を追わないのが京セラのルールです。そしてアメーバ経営では、アメーバ会計という独特の採算表を作ります。

 

 

懇親会ではビッグゲストが来ました。塾生の下村満子(ジャーナリスト)さんが属する「スワンシスターズ」が、ミニディナーショーのために駆けつけて下さいました。鳩山幸様(鳩山由紀夫首相夫人)、細川佳代子様(細川護熙元首相夫人)、湯川れい子(音楽評論家)の四人です。下村さんの軽妙な進行で、10曲の披露でした。スワン(白鳥)は綺麗で優雅ですが、水面下では必死にバタバタと足を動かせて維持しているとみずからの立場を説明し、合わせて「どう猛」であるからともつけ加えていました。なるほど熟女になると自分をよくご存じです。

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