第2357回

高知の良き伝統を残す料亭濱長

過日、とある人の招待で、料亭濱長(高知市唐人町6-6)へ行きました。何度かの移転、幾たびかの危機を乗り越えながら、今の場所で今の賑わい処になっているそうです。

ここの特徴は、時前の「舞子」さん「芸子」さん「地方(じかた=三味線太鼓などの演奏者)」さんらを雇用していることです。舞子と芸子の区別はよく分かりませんが、「あんたはもう舞子にはなれん年や」と女将に言われたと彼女らは言っていました。少女が舞子、長じて芸子さんでしょうか。

徳島の「しまだ」も同じような形態と聞いていますが、残念ながら高松には、もう良き時代を懐かしむところはありません。

ここ濱長の料理は、土佐の皿鉢(さわち)料理です。併せて、カツオのたたきが出てきます。酒は、まずビールですがこの銘柄は「麒麟」です。高知は、三菱財閥の総帥岩崎弥太郎の生誕地です。店側は、一応銘柄を聞きますが、遅かれ早かれ出てくるのは、「麒麟麦酒」です。そして次はやはり日本酒です。焼酎では、この場に似合いません。

高知には「お座敷遊び」が多くて、一種のゲームですが、これに勝ったと言っては一献献杯、負けたと言ってはまた一献、日本酒文化の土地ならではです。

特に今日の「小富久(こふく)」さんと「市丸」さんと「金魚」の3人は、実に芸達者でした。明るいですね。笑い上手で、飲ませ上手でした。そして、沢山飲んだ人には福来たると言います。元気を貰って帰りました。

ここからは舞台が変わってJR高知駅です。駅舎の建て替え工事中です。駅舎はもう完成しているようです。駅前のターミナル工事が、盛んにやられています。それと特徴的なのは、駅裏の、駅裏とは思えない空間です。

そうなのです、高速バス等のバスターミナルです。見ると関西へ中国地方へのバス路線が充実しています。中でも高松、松山への便が多く組まれています。高知からですと、瀬戸大橋経由で、岡山へのJR鉄道便は便利で便数も多くなっています。

残念ながら高松へは、その分便数が減っています。それをバスが補っています。松山へも直通便はありません。高速道路の普及は、「常識」を変えています。

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