第2341回

高松大学学内合同企業説明会

現3年生(平成22年春入社)を対象にした、高松大学学内での企業説明会です。平たく言うと、企業が大学へ行って、企業の業務概要等説明をして、学生の質問等に答えるというものです。

冒頭に、これで最後になる委員長挨拶で、「双方に超氷河期が到来する」と立場上のコメントをしました。双方にと言うのは、「中小企業」と「学生」の両方という意味です。

大手企業の採用手控えは、来期に限れば必ずあると思います。であれば学生さんが、中小企業へ流れるかと言えば必ずしもワンウエーではなくて、フリーター、パートアルバイトの方がまだましだ、いや一層のこと「ニート」の方が格好いいとか訳の分からぬ理由で、正規雇用を敬遠する動きになるとも考えられる昨今です。

アメリカに端を発した経済危機の影響が、色濃く日本へも押し寄せて、今期350名(入社は来年春)の内定取り消しが騒がれていますが、これからまだまだ増えると思います。私も今年春の入社予定者の内定取消に、平身低頭、関係各所へお詫び行脚をしました。取消の現実は、もう既に今年から発生しているのです。

取り消された学生が、サイドリセットして、正規雇用の企業へたどり着けるかというと、非常に難しい現状です。

優秀な学生であることは分かっていても、中小企業もこの時期ほぼ内定者を得ています。その学生さんは失礼ながら先の学生と比べたら劣るかも知れませんが、それでも経営者は劣後学生を取り消して、内定取り消しの優秀な学生を取るという判断はしません。最初からの学生が可愛いのです。

まだ採用枠があるという企業は、追加内定を出すでしょうが、おうおうにしてすんなり再内定が決まれば、今度は学生側に厭世観が広がり、親御さんらの心配をよそに、先の非正規雇用へ向かうケースも考えられます。

正規雇用は、中小企業の経費という面からは最小限に抑えたいのですが、収入という面からは、ワーキングプアーと言われる年収200万円層は、買いたいものがあっても買えないのです。つまり購買に繋がらないから、企業としては物が商品がサービスが売れなくなります。

このように「負のスパイラル」の進む中で、われわれ中小企業に出来ることは、少数でも定期新卒採用を継続すること、人が必要となる収入柱を創設すること、つまり善循環を作り出す以外に棹さす方法は見あたりません。

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