第2332回

就職担当の先生方との懇談会

今年2度目の懇談会です。最近は、高校・専門学校は言うに及ばず、国立大学の担当教員も熱心です。背景には来年度からの、予想される就職超氷河期の前兆に、戦々恐々とおののいているからではないでしょうか。

かと言っても、われわれ中小企業家には何のプラスになることもなく、只ひたすら通年少数採用を続けるだけです。大手企業の採用数に、一喜一憂していても、自らの立場を見失うだけです。毎年たとえ一人でも新卒を採用することは、企業を強くすると信じています。数人採用に、大企業の動きは、あまり関係ないところです。

私事ですが、今期を花道として委員長を退任すると冒頭に挨拶をしました。特段使い込みをした訳でもなく、事務局員は男性ですからセクハラに及んだ訳でもありませんが、10年間の長きにわたり、委員長をさせて頂き、自ら進退を決めた訳です。

目標の共同求人参加企業50社を達成したところで、若い人にバトンタッチするべきだと考えました。同友会のような任意の会は、自らが辞すると決めないと、いつまでも「昨年と同じ」状態です。現に私も、のんべんだらりと10年間も委員長の職に甘んじていました。

それはそれなりに、功罪があったかと思います。現にわが社にあっては、毎年優秀な新卒を頂いています。

県中小企業家同友会の共同求人活動は、経営理念・経営指針・経営計画を作り、その方針で採用することを決めて、実際の採用に及び、採用した学生を共育するという三位一体の在り方をよしとしています。

この同友会の目指すところは、盛和塾と似ています。

昨日は同友会から、二人の経営者の「わが社の経営を語る」の報告がありました。二人目の十河孝男様は、ご一緒に、「同友会・豊友会・盛和塾」と学舎をご一緒させて頂きました。何の相談もなく、経営者はみんなそうだと思いますが、自ずと志し一つで選択もよく似てきます。

香川県中小企業家同友会は、全国46同友会と少し違って、大学・短大・専門学校・高校を一つのビークル(器)と考えています。7・5・3と言われる、入社3年後の在職率ですが、大学卒は7割在職、高卒は5割在職、中卒は3割在職という統計値ですが、私はこの数値が、現在は8掛け程度まで下がっていると考えています。

早期退社の原因はもちろん採用企業側にあるのは否めない事実ですが、就職してくる彼らの考え方にも、原因があるように思います。実際学校は、小学校から恐らく大学まで、週休2日です。ところが就職したら、労働基準法を完全に遵守していても、週休2日でないところが大部分です。居場所の環境が劣悪になっているのです。これでは、短期間に退社となるのも、ある意味うなずけるところです。

学生も送り出す教員も、引き受ける企業も、彼らを共育し、人材として社会に貢献して貰いたいと希望しています。そんな熱い意見が飛び交う、分科会でした。

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