いよいよ仏生山町にある香川県農業試験場跡地に新高松市立病院建設確定
大西市長は、27日に開かれた真鍋知事とのトップ会談で、高松市民病院、香川町病院、塩江町病院(すでに高松市に合併ずみ)の市立三病院を移転統合して整備する新病院の候補地として、「仏生山町の県農業試験場跡地の一部利用をぜひ考えたいと思っている」と述べ、譲渡を打診したと報道されています。
このことは地元の者からすれば、県立病院or市立病院の移転整備を早くから期待し、すでに折り込み済みと言ったところです。だがこのように懇談会の公式の席で、大西市長が切り出したこと、地元住民には大きなプレゼント(言質)を頂いたことになります。
その昔、仏生山町は香川郡の郡都として、大変繁栄したところでした。高松松平家の菩提寺があることからも、その栄華は想像に難くないのです。だから反面、現在の土地利用や開発区域から置き去りにされたとも言えるのです。不動産会社が活躍していないという一面もあると、反省しています。
ここには酒や酢の醸造元があり、醤油までもここで作られていました。水の良いところでもあります。昭和初期(5年)ですが、仏生山町にこの農業試験所が、そして隣町の一宮町には県立の高等学校が出来ました。先輩から聴いた話では、「高等学校はうるさいので一宮にやって、静かな産業の花である農業施設を誘致した」というのです。
そのくらい仏生山名士の発言が通ったのかどうか、いまでは定かではないのですが、この地の11ヘクタールの広大な土地に、市立病院だけでなく、その面積の広さから併せて開発に取り組むことが県市で確認されたようです。
もっとも手放しで喜んでいるばかりでも、先行き心配です。アクセス道路の問題、琴電仏生山駅の移転、等々で今の駅前からの商店街の連続性がどうなるのか、表町が裏町になって、逆に衰退も考えなくてはならないことです。
ようやく100年目に訪れた変革のチャンスに、住民がどんな選択をし、行政に訴えていくのか、今後の100年を見据えたビジョンが、そこには重要です。