第2236回

63回目の終戦記念日を静かに迎えています

私もお盆の15日は、特別な日として位置づけています。もちろん戦後生まれの私は、戦火を逃れて九死に一生を得るという危険なめに遭ったこともありません。聞くのは、83歳になる母親からの「戦争体験談」です。

しかしその母親の誕生日がこの少し前で、そして父親の命日がこの日の少し後です。父親の亡くなった日は、もう50年近く前になりますが、暑い暑い土曜日でした。それもあるのだと思いますが、私にとって8月15日は一年間の前期の大晦日です。

当然先の大戦の出来事が、クローズアップされるこの時期ですが、その扱い感じ方が段々変わってきていると思います。6日の広島原爆投下、9日の長崎原爆投下、15日のポッダム宣言の受諾。「変化する物だけが生き残る」というダーウィンの言葉通りとうそぶくのは、これひとえに政治家のなせる業か。

政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれ、天皇・皇后両陛下をはじめ、福田康夫首相のほか、政府関係者と遺族約4,600名が列席されたようです。その中の遺族(戦争未亡人)の数が、百名を切って85名と報道されていました。また戦没者の親御さんの参加はゼロだったそうです。これは2005年と今回が2回目、これからもこの傾向は続くと思われます。時間の経過は、善悪を超越して、ことの濃淡を消し去ります。

そんな中、テレビニュースになるのが総理の靖国神社参拝です。既に言及されている福田康夫首相の参拝は、言葉通りありませんでした。小泉純一郎元総理と安倍晋三前首相は午前中に参拝された由。また沢山の国会議員がまとまって集団参拝し、避難の矛先をかわしているのに比べて、国務大臣の野田聖子衆議院議員の毅然とした態度に、凛とした日本人を感じました。

私は現職総理大臣の、靖国神社参拝に賛成派です。福田康夫首相という人は、同期初当選の元衆議院議員真鍋光広さんに言わせると、「欲のない男」だそうです。恐らく総理大臣になりたいと野望より、回りの声に押されて総理に就任した人かも知れません。

しかし個人の信条が、「友達が困ることはしない」という慈悲の心であったとしても、総理の座にある限り、国益(国民の利益であって決して国家の利益ではない)の確保を第一義に考えてもらいたいし、その立場にある人は、それから逃れられないと確信するところです。

竹島の韓国との領土問題も、避けて通れない総理の仕事です。不戦の誓いは大切ですが、戦わずして剥奪される屈辱より、戦って「正義」のために死するが、日本人として生きたことの「誇り」ではないでしょうか。

段々右翼系の口調になってきましたが、沢山のメールを覚悟しながら最後にもう一言。戦争の大儀のために一命を落とし、「靖国で会おう」と誓い合った英霊の御霊に、今の責任者は深々と頭を垂れることが、何よりもの、彼らへの供養ではないでしょうか。

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