第2215回

香川県宅地建物取引業協会三豊支部研修会に招かれて

香川県下に15ある支部の西の端、三豊支部の三宅慎二さんから、支部研修会で喋ってくれという依頼が、携帯電話に係ってきました。1ヶ月前でしたか。三宅慎二さんが三豊支部の役員をしているのは知っていましたが、研修会を担当していることは知りませんでした。

三宅慎二さんは、三宅昭二(三宅産業㈱代表取締役・前香川県中小企業家同友会代表理事)氏のご長男です。三宅昭二さんは、わが社の黎明期の株主さんでした。配当もできずに、本当に申し訳ないと考えています。親父さんへの恩返しもあって、引き受けることになりました。本来は、「指導部長」か「法務企画部長」のお役目で、私の拝命している総務部管掌事項ではないと思うのですが、押し切られてしまいました。

この三宅昭二さんは、経営の師ですが、また私の禁煙の師でもあります。もう20年近く前に、先の同友会の名古屋での全国集会へ新幹線で向かっているときの会話です。

「普通の人でも決心したら3日は禁煙ができます。経営者は普通の人より優れていますから、その倍の6日は禁煙が当然にできます。さらにわれわれは優れた経営者になろうとして、こうして名古屋まで行っているのです。優れた経営者は、当然12日間は禁煙ができます。そしてここまで来たらニコチンタールが体から抜けて、もう吸いたいとは思わなくなって無事禁煙ができるのです。ただし、突然の体調不良に陥って、喫煙をしないと体調に異変が出ることもあるので、タバコは常に携帯してください。やばいと思えば直ちに喫煙してください。」とアドバイスをくれました。この一言で私は、禁煙ができました。

そういう人的背景もあって、「重要事項説明書」の18年19年20年の変更についてまとめて報告することになりました。やってみて驚きました。随分変更箇所があるのです。中には形式は整っているのですが、その中身がやっと緒に就いたというものもありました。

特に悩ましいのは、宅建業法第35条に定める27項目の説明の他、法第47条の規定で、不実告知の項目が重要視され始めています。故意に事実を告げないこと、不実のことを告げることが罪になります。自殺があったなどの、「心理的瑕疵」や南側に高層マンションが建つという情報を知りながら告げなかったのは、宅建業法では犯罪です。

来年4月には「消費者庁」が発足し、これまで国土交通省管掌の「宅地建物取引業法」の一部が移管されます。確かに業者間の差別ができて、志の高い業者の地位は向上すると思いますが、概ね業界には逆風となるように思います。

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