第2047回

東京の地価が下落し地方の土地価格が上昇?

東京の不動産鑑定士のレポートを読むと、都内の特に上昇が続いていた山手線なかの地価が下落しはじめています。早くから八王子・青梅などの中古住宅の流通が止まっている、つまり売れないという情報は田舎の高松へも伝わっていました。大学までもが、都心を目指して大移動のニュースも恐る恐る伝わっています。郊外を別にして、東京の地価はこれまで堅実でした。

その大きな力は、アメリカを中心とした外資ファンドマネーでした。銀座があのバブルの頃の地価まで戻って、新価格の更新までささやかれていた昨年の11月がピークだったようです。

外資ファンドは、サブプライム問題でいま現金が必要となっています。都内のマンション業者が垂涎の的としていた土地の投げ売りが始まっています。完全なバブル第2楽章です。分譲マンションの価格下落も、始まっています。

前回の平成3年のバブル崩壊は、主人公が「円」でした。ところが今回のバブル第2楽章は、「グローバルマネー」です。世界中のマネーが、日本から離れていっています。これは日本の責任というより、マネーが世界中を回っていることが原因です。

ドルは確実に母国に帰っています。ユーロは堅実ですが、これから大量に日本へ入る気配はありません。頼るは、「オイルマネー」ですね。中東のドバイが注目されていますが、オイルマネーは堅実です。しかしオイルマネーが入ったとしても、地価が上昇するとは考えられません。

日経平均株価も、大幅に下げています。この状況で、地価が上昇することなど考えられないことです。それが外資のパワーでこれまで、希少価値と言って値上がりしていました。

一方地方都市高松の、1月1日現在の地価はこれまでの横ばいから若干上がると言われていました。とは言っても、ほんの一部の高級住宅地の一角だけです。この予想が、東京の地価下落で田舎の地価がどのように落ち着くのか、興味津々です。でもある意味、戦々恐々でもあります。これで日本中の指標が、すべてマイナスに振れることになります。

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