故植本義明前会長との思いでその壱





昨晩は家族だけの密葬に、厚かましく夫婦で押しかけました。妻も植本義明前会長の主催する海外旅行の大ファンで、何を置いても「植本ツァー」に参加していました。わが社では、代表取締役も、取締役も、海外旅行の費用はすべて実費です。だからはずれたらもう大ブーイングです。しかし10回ほどの「植本ツアー」にブーイングは、一度もありませんでした。
面白いと言ったら不謹慎ですが、植本さんも毎回奥様を同伴されていまして、植本様の奥様もわが妻と同じ「きみこ」なんです。二人が同時に振り返って、大笑いでした。ご夫妻とは随分、海外旅行をご一緒させて頂きました。
植本義明前会長は、一言で言うなら、「面白いを形にする人」でした。彼の企画する海外旅行は、JTB等専門家も舌を巻く緻密なスケジュールでした。夜の10時にホテルに帰って、翌日は5時モーニングコールというスケジュールも多々あったのです。
それでいて、全体の例えば10日間のスケジュールは、実にバランスに富んだものでした。真ん中をきつくして、前後は比較的楽なスケジュールになっているのです。最後の日は日本食で「乾杯」とか、それは実に面白い企画でした。
その中で私が最も感心したのは、その旅行期間の「誕生日」の人への処遇でした。今年の夏にお亡くなりになった瀬尾照夫さんも、誕生日当日に「誕生ケーキー」を貰って、感動されていました。
植本義明前会長は、過去に100カ国を旅行したという実績で、われわれ初心者用のスケジュールをお作りになります。実際自らが経験したことの集大成ですから、これにまさるスケジュールはありません。
最初はアメリカカナダでした。夜の10時からニューヨークのジャズライブへ行きました。みなさん頭が「スイング」していました。
それからヨーロッパへ数回行きました。高松空港からのチャーター便で、中国混明へも行きました。がしかし直近のモンゴルと、ナハトカはご一緒できませんでした。
一方(社)香川県宅地建物取引業協会の会長として、また全宅連の副会長職にあって、長くわれわれのリーダーとして香川県宅地建物取引業協会の基盤を築いて下さいました。特に物件の一般公開、流通センターの充実、IT化に卓越した指導力を発揮されました。昨今は香川県宅地建物取引業協会へ、県外からの視察が絶え間せん。
全国総会(全宅連・全宅保証総会)へ行ってその構成員を見ても、香川団は圧倒的に若いのです。若手起用という植本方針で、私も先輩を押しのけて今のポジションに胡座をかいていますが、「執行部員は会員さんのために」という彼の号令は、未だ健在です。研修にはお金を惜しまない会長でした。
私は、今となればなぜだか分かりませんが、開業当時昭和56年ですが、地元の市会議員の梶村伝先生に頼んで、植本不動産だけは挨拶に参りました。頭を下げることが苦手な私は、その当時の「お偉方」に表敬せずに、その頃はまだ「推薦理事」の植本義明氏を表敬訪問しました。何故だか今でも分かりません。
わが女房は、「植本さんの爪のあかを煎じて飲んだら・・・」と言いますが、もうそれも叶わないことになってしまいました。
27日(木)18時から通夜です。明28日(金)13時から、告別式です。会場は「ベルモニー会館勅使」087-866-4441です。3,000人を超える参列者を予想しています。