第1996回

祖母松野ミツヱの7回忌

早いもので、おばあちゃんが死んでもう6年になります。元気なおばあちゃんで、96才でした。おまけにもう1ヶ月で、97才でした。前日町内の葬式で、見送りに出ていたぐらいです。

その日はクリスマスイブで、クリスチャンでないわが家は、普通の日でした。しかし、忘年会のない日で、私も珍しく8時頃に帰って、一人で食事をしていました。

その僅か数メートル先で、風呂から上がった祖母が、風呂の戸を閉めて、出口の戸にもたれるように座っていました。

その日の朝食には、私にリンゴを剥いてくれました。お昼はうどんを一緒に食べました。そして夜です。

19才で嫁入りし、早く旦那に死なれて、一人息子にも先立たれ、出来の悪い孫と一緒の生活でした。さぞや辛い生活だったかと思います。前職の「うどん屋」をしていた頃は、ごぞごそ仕事に追われていました。

晩年は幸せだったのか、歌をよく歌っていました。それを母親が揶揄していましたが、祖母が亡くなった今では、母が「命くれなーい♪♪」と大声で唄っています。

今でもおばあちゃんが、にこにこしながら、どこからか出てきそうです。

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