第1966回

心配が的中おれおれ詐欺ならぬ不動産屋詐欺

昨日はアパートマンションなどの管理物件に被害があったら、不動産業者は大変困ると書きましたが、殺人などの大事件ではありませんが、実際の入居者が詐欺に遭ってしまうという大事件が発生していました。

警察への話によると、10月29日(月)のお昼1時過ぎ、とあるアパートに「不動産屋です」と名乗る40歳代の男が訪れたのでした。

病気で伏せっていた50過ぎの女性は、ガウンを羽織ってドアーを開けました。男は「松野不動産です。家賃は振り込みですね、今月は決算月なので集金に来ました」と言って、「そうですかそれでは家賃42,000円ですね」、「そうです42,000円です。領収書は後ほど郵送します」といって、家賃1ヶ月分を集金して帰ったそうです。

なんの疑いも持たなかったこの女性は、1週間後に届いた松野不動産からの家賃滞納請求の封書も、「さすが松野不動産はしっかりしている。領収書が届いた」と安心して、開封もしていなかったとのことです。「松野不動産に頼り切っている」と言われて、嬉しいような、悲しいような、妙な気分です。

男は身長170センチぐらい、中肉中背で、濃紺の背広に白いワイシャツとネクタイをして、営業マンがパソコンを入れているような黒鞄を持っていたということです。念のために社員の写真を見せて、私は「ほっと」しましたが、彼女は落ち込むばかりです。

高松南署の刑事さんは、まずどうして犯人が松野不動産と名乗ったのかと訊いて、「建物に管理松野不動産㈱と書いてあるから」と答えたら納得し、次に「まつのふどうさん」の発音はどうだったかと訊いたようです。讃岐弁でなければ、ここでも疑問に思っただろうと被害者は言うのですが。

女性の言うことに矛盾はなく、気の毒だと同情はしますが、オーナー様には滞納家賃は立て替え払いをしています。待てと言うなら、少々はお待ちしますが、免除という訳にはいかず、難儀な仕事やなと私も落ち込んでいます。

それでも被害にあった入居者さんへは、弊社特製くつわ堂せんべいをプレゼントしてお帰り頂きました。あれを開けると、思わず笑みがこぼれる、特製せんべいですから、心配してやってくるだろう孫さんとも、大笑い間違いない、「元気せんべい」が入っています。はやく元気になって下さい。

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