環境に優しいうどん店に・排水処理装置きょう稼働

開発したのは排水処理装置の製造などを手がけるCNT(高松市)。2006年度香川県から約百万円の補助を受けて開発を進めていたものです。
私も元麺職人ですからよくわかるのですが、うどんのゆで汁は、デンプンを多く含むことから、昔は牛の好物として農家の方が取りに来ていたものです。それが農家から牛が消えて、「Yanmarや久保田や井関」の機械が入ってからは、「ゆで汁」は無用の長物になっていました。一方洗い汁は、そんなに汚濁することもないことから、直接放流など、別処理で問題ありません。
この新型処理機は、微生物の働きにより、排水中の有機物を分解・浄化する仕組みです。これによって、機械の効率と小型化に成功しました。
この1号機が高松市香川町川東下に移転オープンする人気うどん店「池上製麺所」に設置されました。11日のオープンにあわせ稼働準備中です。処理槽は一日あたりうどん六百玉分の処理が可能で、浄化した水はそばの農業用水へ排水するのですが、金魚が泳げるほどきれいな水になっているそうです。設置費用は約二百万円。
香川県は水質汚濁防止法の規制を受けない小規模事業所(排水量が日量50トン未満)の排水処理対策を進めるため、このような民間企業の技術開発支援をすすめています。小規模ではあるが、うどん店の数が多いため、本音のところでは「規制」したいのだが、「うどん文化」の発展を阻害するのは間違いないこと。安価で処理が出来る簡単施設を心待ちにしているのは、県の担当部署かもしれません。
ところでこの「池上製麺所」で働く橋本慶一さん(31)が過日来店され、本店賃貸で住居を斡旋しました。橋本さんは北海道から、この麺修行のため来高したもので、終点は決まっていませんが、人気の「がばいばあちゃんの店」で汗を流して、北海道の地に、「さぬきうどん」を根付かすことでしょう。