「日本一のホラ吹き男」1964年東宝の作品です
植木等さんが80歳で他界しました。延命装置を拒否しての逝去と言うから、やはりイッセイを風靡した役者は違うなと思いました。
植木等さんは浄土真宗の寺に生まれたのです。住職になるのを嫌い、「クレージキャッツ」というバンドに参加し、テレビの「シャボン玉ホリデー」や、過日地上波で放映された「日本一のホラ吹き男」などの、映画でも大活躍でした。テレビの黎明期で、ハナ肇さん谷啓さんら、また番組を作っていたのが、前の都知事、青島幸男さんらでした。
私はその作品を、小さな頃、まだ自分の家にテレビがなかった頃に見ていた記憶があります。本当に「ホラ吹き男」に見えました。「ええかげんなおっちゃんやな」と心底思っていました。
それがこの年になってみると、印象が随分違うのです。不思議です。現在に通じるもの、現代を超越しているもの、はたまた昔のもの、見よう取りようによっては、評価が分かれる場面が沢山ありました。
ある意味では、森繁久弥さんの「社長シリーズ」、加山雄三さんの「若大将シリーズ」など、今見たら、懐かしさの中に、何かを思い出させてくれる触媒がちりばめられているように思います。
植木等さんのご冥福をお祈ります。