第1687回

地域経済活性化への道・不動産業の役割by経済評論家・西村晃

本日昼からは、県宅建協会の本部研修会でした。年に2回、夏と冬のこの時期に開催されています。私も過去にこの担当を仰せつかり、東奔西走した記憶が、ちらっと蘇ります。とは言え、現職は大変です。カバンした人間は好き勝手、何でも言えます。

本日の話しのメインは、西村晃氏の話でした。協会としては久しぶりの評論家の登用です。私の記憶では、約10年前の「竹村健一」さんをお呼びして以来でしょう。

そしてもう一つ、私の心を豊かにしたのは、久しぶりの「喋り無し研修会」でした。もう何年か、本部研修会で、壇上スピーカーの役目を命ぜられていました。正直、疲れました。

気を楽にして氏の話を拝聴しました。

なかなか面白い話しでした。発想の転換というか、目の付け所次第で、儲けが転がり込む仕掛け作りが出来るという、示唆に富んだ話しでした。

日本人の根底にある、日常の「上り志向」から、非日常の「下らせるか」への動機付けが、地方のビジネスチャンスだという発想です。

例えば、全国的人気の讃岐うどんツアー。昼飯は間違いなく「讃岐うどん」だが、果たして夕食は何を食べさせるのか。「魚が上手い」とは言うけれど、日本全国「魚」は上手いのです。泊まりはどうするか。次の日はどこへ行くのか。少なくとも2泊3日のメニューが作れるのか。

氏は実に上手く表現していました。うどんで出塁したランナーをどうやって二塁に進め、本塁まで返すか。その為には、四国の八十八箇所霊場の整備とか、三越本店が松竹と組んで着物を売ったように、三越が松竹とJTBと組んで、「こんぴら歌舞伎」を観光の目玉にする企画など、これまで出来なかったことが出来るようになれば、ビジネスチャンスに繋がります。

また消費の閉塞状況を打破する決め手を、「かきのたね」だと比喩していました。

「か」は身体。すなわち健康関連です。「き」はきれい。この中には「美しさ」「清潔さ」、そして「環境対応」も含まれます。「の」はのんきです。ガーデニングや旅行、趣味の世界に広がりがあります。「た」は楽しい。心ウキウキする企画、パン作りもいいですね。「ね」はねんきです。つまり年季の入った職人芸のような商品に、興味を持つ人が増えています。

こうしてみると、「小商い」が大変苦戦するなか、ニュービジネス=「新・小商い」を考えれば、勝算が開けるかもしれません。

会場は高松国際ホテルでした。 http://www.0011.co.jp/company/diary/files/CIMG2333.jpg

高木康博会長の挨拶 http://www.0011.co.jp/company/diary/files/CIMG2334.jpg

高見政己税理士の平成19年度税制改正の解説 http://www.0011.co.jp/company/diary/files/CIMG2335.jpg

西村晃氏です。 http://www.0011.co.jp/company/diary/files/CIMG2341.jpg

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