2026愛宕神社夏まつり

『糸より姫一年祭』と副題の付いた愛宕神社の夏まつりが、18日(土)午後6時から高松市扇町の愛宕神社境内で開催されました。私は昨年の『糸より姫』銅像建立祭にも招かれていたのですが、参加が出来ず、申し訳ない気持ちで本日、出作熊野神社の会計を務める大薮修二さんと二人でやって来ました。大勢の『出作熊野神社』総代の皆さんに声をかけたのですが、この時期の週末はみなさん何かと先約があり、同行はかないませんでした。
6時少し前に愛宕神社へ、隣接の扇町公園の方から入りましたが、もう既に舞台では、すでにカラオケが始まっていました。拝殿の前に臨時の舞台を作り、その前に椅子と机が並べられていますが、すでに満席です。武藤忠数さん姉妹が、愛宕神社の代表を務める細谷勝子さん(株式会社三和クリーンサービス代表取締役)の秘書役を務めており、この日の座席の手配をしてくれています。
大変な人出で、席も混み合っていますが、『予約席』に座るやいなや、飲み物や食べモノが運ばれてきます。『たらばカニ』や『おでん』、メニューにはありませんが、マツタケを使った手作り料理も出てきます。後ろの方が飲食ブースのようですが、すべて無料という大盤振る舞い。『出作熊野神社』では、とても真似の出来ない振る舞いです。もちろんこの時期ですからビールからハイボールと、飲み物も豊富で、これも振る舞い酒。
舞台ではカラオケが弾んでいて、カラオケ教室の先生も駆けつけています。地元の大浦まゆみ市議も、デュエット曲の相手を務めています。実に不思議な光景で、三方を高層マンションに囲まれています。その高層マンションの谷間に神社がありますが、私も通りがかりの人から駐車場がどこにあるかと質問されるなど、街中にありながら、独特の空間を形づくっている神社です。普段そこに駐車している車も、周辺住民の駐車場として貸し出されています。
そのクルマも、この時間はどこかへ移動しています。その光景は、昔ながらの神社の縁日そのものです。親子連れが歩きか自転車で来て、一通り楽しんで帰ります。この周辺は扇町で、神社の北側にJR四国の線路があります。昔は海だったところが今は埋め立てで陸地になっていますが、神社は埋め立て前から鎮座しています。
高松市扇町一丁目の愛宕神社には、次の三柱の神様が祀られています。
火産霊神(ほむすびのかみ)
火をつかさどる神様で、火災除け・鎮火・防火の神として信仰されています。「火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)」と同一視される神で、愛宕神社の中心となる御祭神です。
伊邪那美神(いざなみのかみ)
日本の国土や多くの神々を生んだ母神です。神話では火の神・火産霊神を産んだ際に大やけどを負ったとされ、火産霊神との深い関係から一緒に祀られていると考えられます。
天津姫之神(あまつひめのかみ)
高松の西浜地区に伝わる**「糸より姫」**を神として祀ったものと伝えられています。糸より姫は、魚を入れたたらいを頭に載せて売り歩いたとされ、高松の魚の女性行商人「いただきさん」の祖とする伝説があります。
したがって愛宕神社は、単に火伏せの神社というだけでなく、「火災から町を守る信仰」と「西浜の漁業・いただきさんの伝承」を併せ持つ、地域色の強い神社といえます。この扇町一帯が戦災を免れたのは、火産霊神(ほむすびのかみ)の御利益によるものともいわれています。そして昨年、境内に糸より姫の銅像が建立されました。会場が混雑してきました。佳境に入る前に失礼しました。