屋根裏の闖入者by和久峻三
コトデン琴平線仏生山駅の上り線ベンチに、「駅文庫」があります。この度200円だったかを木の箱に入れて、平成2年9月25日に角川文庫から初版発行された、和久峻三氏の「殺人者の涙(短編3作)」、その中に収納されていた「屋根裏の闖入(にんにゅう)者」から話題をとります。短編作と言っても長いので、要約します。
物語は、加蓉子が原告として起こした民事裁判を舞台として始まる。加蓉子は、親から譲り受けた自宅の2階に入り込んだ二十歳も年下の橫井昌夫と恋仲になり、夫彬信に親から相続した土地と家屋を財産分与として、彬信に無償譲渡することを条件に、協議離婚が成立した。司法書士事務所で所有権移転登記手続きを済ませて、その足で区役所へ行って離婚手続きも済ませました。
だがここに落とし穴が!無一文になった加蓉子に巨額の譲渡所得税が課税されることになったのです。小説の中では、税8千万円と設定されています。逆算すると…