伊勢神宮の式年遷宮行事のお木曳きが始まる
伊勢神宮(三重県伊勢市)の社殿を建て替える2023年の式年遷宮に向け、造営に使う木材を運び入れる伝統行事『お木曳き』のうち、同市中島から陸路で外宮に運ぶ陸曳き(おかびき)が9日始まった。伊勢神宮の式年遷宮(しきねんせんぐう)は、 20年に一度、社殿・神宝をすべて新しく造り替え、天照大御神を新宮へお遷しする日本最大の神事です。 1300年以上続くこの営みは、常若(とこわか)という「永遠の若さ・清浄さ」を保つ思想に基づきます。
使用する檜は1万本以上で、主な供給地は木曽谷(尾張藩領)で、300年以上続き、神宮周辺の神路山・島路山・高倉山でも長期計画で植林が進む。樹齢200〜300年の檜を使うため、400年先を見据えた森づくりが行われていると聞いています。次回第63回は、2033年(令和15年)に遷御予定。2025年以降、関連行事が本格化。伊勢市観光協会や神宮公式サイトで進捗が公開されている。
心配するのは規模と費用ですが、第62回(2013年)の例でみると総費用が約550億円、自己資金が330億円で寄付金が220億円、関わる職人は数千人規模と報告されています。かつて神領民と呼ばれた、神宮周辺の住民で作る4団体が参加。木材は、奉曳車(ほうえいしゃ)と呼ばれる台車に載せて運ばれた。陸曳きは6月まで続き、7~8月は川の中を木ぞりで内宮に運ぶ川曳きに移る。
歴史的にみると、制度化したのは天武天皇で、初回は持統天皇4年(690年)以後1300年以上継続(戦国期に約120年の中断あり)されており、最新は第62回(2013年)で次回の第63回(2033年予定)で行事が動き出しています。その始まりが 今回の陸路で外宮に運ぶ陸曳き(おかびき)となります。『出作熊野神社』に精を出し始めて、このような話題が目に飛び込んできます。