30(歳)過ぎてもてない男女に意外な結末が本に
百田尚樹氏が書いた、短編小説「輝く夜」の紹介です。百田尚樹氏と言えば、「海賊と呼ばれた男」とか「永遠のゼロ」とかを書いた人気作家です。私は名古屋で、彼の生ライブ(独演会)を体験しました。人気作家でも、正直頭の中は軽いのではないかと思いました。I’m sorry.
それはそれとして、「輝く夜」はクリスマスイブを1人で迎えた30歳過ぎのもてない女性の「シンデレラストーリ」が綴られています。彼の硬派な文脈とは裏腹に、かなりあり得ないラブストーリーを題材としています。しかしこれを読んで、気を悪くする人はいないと思います。読者に、勇気と元気を与えます。
「永遠のゼロ」の批判として、「今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしているんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それが僕は頭にきてたんです」。これは宮崎駿監督の言葉です。
私も百田尚樹氏の作風には、賛否両論があると思いますが、この「輝く夜」は面白いです。最近都内の電車に乗っていると、美しい女性が沢山います。顔の中で1番のポイントは目ですが、最近の美人は「つけまつげ」をしていて、多くが美しく見えます。しかしどの顔も、よく似ています。
それに反する百田尚樹氏の美学が、この一冊です。第1話は「魔法の万年筆」。魔法の万年筆は実はえんぴつですが、3つの願いをこのえんぴつで書くと、それが叶うのです。自分のためのことを書こうか、それとも・・・。
第2話は、「猫」です。野良猫を拾って育てた女性がシンデレラになります。第3話は「ケーキ」。末期癌で今まさに絶命の女性が活躍します。第4話は「タクシー」です。二度と会えないと思っていた彼に、さえない女が最後の日にタクシーの中で再会します。彼も彼女を探して、心に決めた最後の今日まで探し続けていました。
第5話は、「サンタクロス」です。これはお買い求めて、お読み下さい。以上が、「輝く夜」の一部です。私は過去にこれを読んで、また24日の旅行中にかみさんが持参していたものを読み返しました。うだつの上がらない30歳男女が全てこのようになるとも思えませんが、そこはそれ、あると思って必要な人に紹介します。