第8457回

(公社)香川宅建協会令和7年度本部研修の講師は吉野荘平不動産鑑定士

われわれ宅建士(宅地建物取引士)は、宅地建物取引業法第35条で売買・貸借契約の前に、決められた内容の重要事項の説明を書面を提供し、買主および貸借の各当事者に説明することが義務づけられています。売買契約のみならず、賃貸契約の際にも重要事項説明を求められています。宅建士は俗に言う資格者で、高度の知識が求められています。また内容は、時代の要請に応じて激しく変わります。

そのため(公社)香川宅建協会にあっては、年間2度の本部研修会を開催し、また全会員がどこかの地区に所属していますが、そこでも年2度程度の研修会を開催しています。また上部の公益財団法人全国宅地建物取引業協会連合会では、インターネットを使い365日学べる環境を提供し、その結果全国で7割の宅建業者が所属する団体になっております。数は力で、ITデジタルAI化でも業界トップを走っています。

吉野荘平不動産鑑定士は、全宅蓮の講師として全国47都道府県へ出かけております。御尊父が吉野伸鑑定士で、親子2代で私たち中小中堅不動産業者の生き字引として、解説書や最近は映像でも大活躍されています。今日も2時間の講義を聴きながら、「親父さんに似てきたな」と納得。『かゆいところに手が届く解説』と私は先代の話(講義)を評していましたが、まさに生き写しであります。

荘平氏も先代もそうでしたが、実に謙虚で威張らず、私のような田舎の小規模宅建業者を西新宿の事務所に数人招き、無償で最新情報の定期講習を数年してくださいました。若くして死去された先代も偉大な業界の宝でしたが、荘平さんもそれを超える素質の持主であります。例の『顔せんべい』を手渡しましたが、「仏壇に香川へ行った報告をします」との荘平さんの言葉、目から汗が出そうでした。

そんな吉野荘平さんの話でしたが、昨年7月から独立し、一人親方で全て一人でこなしている私には、何よりの励みになりました。私は、『重説(重要事項説明書)は宅建士の命』だと考えています。同じ資格者でもできあがりは千差万別、ある意味芸術作品のような、魂と信念が込められています。より一層分かりやすく、何もご存じない買主さんに説明する手法を、今日は学びました。

香川県では令和7年10月1日(水)から、宅地造成及び特定盛土等規制法が運用開始になります。都市計画法・建築基準法以上に、必ず重説が必要な説明事項になります。東京で法律・施行令・施行規則を扱いながら香川へ来る際には、こうした香川県内の行政の動きを全て把握して、重要順に解説があります。これを時代とともに繰り返せば、常に最新の重説が出来あがり、県民の住環境の質の向上に寄与できます。35年ローンは長い、間違いや誤解はいけません。

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