第3966回

ブラジル最後の日です

昨日はカーニバルショーを観ました。すき焼きソングに誘われて「ジャポネーゼ」も舞台へ上がりました。日本人は遠慮がちで、舞台へも上がらなかったと聞きますが、ここは一番、一番先に紹介された(日本人のチケット購入が多かった)日本人チームとしては、かけ声を掛け合いながら、舞台へ上がります。

サンバのリズムは、人を熱くします。ブラジルはサッカーを代表として、パフォーマンスに忠実です。ここリオデジャネイロでも、サッカーをしないむしろ嫌いだという人もいるとは思いますが、多勢に無勢です。やはりリオデジャネイロはサンパウロとよく似て、サッカーのメッカです。めったにサッカーの悪口は言えません。

サンバーショーで、明治大学教授故中野渡教授を思い出したのですが、先生には神田のやぶそばでもおごって貰いました。やぶそばが被災し、なくなってしまったのが惜しいのですが、私も数年一度程度行っていました。有名店で美味しいと言うより、懐かしいやぶそばという感じがしていました。

中野渡先生は私たちが学生の頃、ブラジルへ行って混血児を作れと盛んにブラジルをよいしょしていました。先生の思いも強く、踊り子さんのお尻に思わず手が伸びたのですが、「触って良いですか」が通じない。黙って触るのは日本人の恥、しかし、大学時代に中野渡先生が、「混血児を作れ」という言葉の意味もここブラジルへ来て分かります。まさに人類の、黎明期の象徴の一つが、ここブラジルかも知れません。

アメリカと比べて、領土はほぼ等積。何かとアメリカに比べられて、辛酸をなめたブラジル。ハイパーインフレを経験し、国家破綻を招いたブラをジルですが、今は何ごともなかったかのように経済は動いているように見えます。しかし、物価は依然として高いですよ。スーパマーケットの水も、150円です。

ここリオデジャネーロの天気は快晴。気温24度で、湿度が低いもので快適です。今日は観光です。もともと観光目的で入国していますから、当然と言えば当然です。コパカバーナ海岸を車窓から見て、コルコバードの丘へバスを進めます。海抜709㍍の絶壁の頂に立つキリスト像は、両手を広げてリオを守っています。このコルコバードドの丘に登ると、リオ全体が見渡せます。

世界一高いところの像は、ブラジルの独立100年を記念してフランス人の手によって、この高地に建てられたと言うことです。どのようにして資材を運んだのか、世界の謎だそうです。

そうそう今日の写真は、同行者の小野寺靖さんに頂きました。小野寺さんは石巻の丸興産業の社長さんです。砂利屋と自ら話していました。被災者の宮本嘉二とテニス仲間とのことでした。写真をお借りしています。

遅い昼食の後、ホテルへ帰りました。ここでまた失敗を。50分あったので、それなりの時間の過ごし方をすべきところ、ベットが私を呼ぶものですから、結果ガイドさんの電話でたたき起こされた醜態。慌ててバスに駆けつけると、大喝采で迎えてくれました。夕食は中華でしたが、バス仲間のアルコール代の付け回しが来ました。「紹興酒は呑んでないから」と優しい友の声が。

夕食の前に、「ポン・ジ・アスーカル」の夜景を見に行きました。海岸の間にある小さな半東につきだした奇岩です。ロープーウェイを2つ乗り継いで、たどり着いた頂上から見下ろす夜景は、これは絶品でした。ガイドの「ひろ子」さんは、世界一と自慢していました。

これからガレオン空港へ向かいます。30時間の戦いが始まります。ブラジルは、サッカーワールドカップとオリンピックを控えています。工事中のところもありましたが、無事間に合うことをお祈りしています。まだまだ可能性を秘めた大国です。これからはBRICSというくくりでなく、ブラジルを注視したいと思いました。

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