第3797回

勉強熱心な不動産業界

今月22日は、松山市の公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会4階セミナー会場に、四国4県の正副会長委員長らが集まり、東京の本部から発信する講義に熱心に耳を傾けていました。テンポが良くて、普通はスクリーンに映像を映し出すと会場が若干暗いこともあり、眠くなって困ることがありました。えっ、私だけですか。

最近全宅連も、(公財)不動産流通近代化センターも、その他不動産任意団体も勉強熱心になっています。私が開業したのち、昭和60年ぐらいから「不動産アナリスト」とか「不動産○○○」という称号が踊り、勉強熱心な不動産業界だと思う時期がありました。その再来かも知れません。

不動産資格動向として、ベーシックな「宅地建物取引主任者」資格の今年の受験申込数は約23万人でした。実際の受験者数は例年と変わらず、19万人余で受験率は80%です。合格発表は12月5日で、2万人余の資格ホルダーが誕生します。不動産業にあっては、まずこの資格から入ります。

次に不動産コンサルティング技能登録が続きますが、不動産コンサルティング技能登録者は、不動産コンサルティングに関する一定水準以上の知識及び技術を有すると認められることから、下記の法令等において、事業の許可・登録を受けるための人的要件を満たす者として位置付けられています。

 「不動産特定共同事業法」において不動産特定共同事業を行うための許可を受ける条件の1つとして事務所ごとに置かなければならない「業務管理者」となる資格

 「不動産投資顧問業登録規程」(国土交通大臣告示)において「登録申請者」及び「重要な使用人」の知識についての審査基準を満たす資格

 「金融商品取引法」における「不動産関連特定投資運用業」を行う場合の人的要件を満たす資格

残念ながら、合格者はこの20年間で3万人になっていますが、上記3つの資格登録をするものは希有な状況です。高額な費用をかけて登録しても、収入が増えないと言われています。しかし資格登録をしないと、新しいフィーは貰いにくいのも真理です。

私は平成5年の初回に受験し、合格率90%の中で合格し、その後に投資顧問業が出来て、資格登録出来るようになって投資顧問業の資格を登録しています。

この資格は、これまで宅地建物取引主任者資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している者、または今後従事しようとする者と不動産鑑定士登録者で、現に不動産鑑定業に従事している者、または今後従事しようとする者に受験資格が限定されていましたが、近々「建築士」にも門戸を開くことになっています。「税理士」は発足時に、渡辺美智雄衆議院議員とトラブって、「つぶしてやる」と言われたとか。

ここからは更にマイナー資格になりますが、「再開発プランナー」の受験者は448人で、合格者170人。合格者の勤務先は、全国のコンサルタント・総合建設業・不動産業などの他、地方公共団体や都市再開発機構の職員となっています。

「競売不動産取扱主任者」の申込みは1100人に達し、12月2日に試験が行われる予定です。不動産の売買仲介業者を対象として、一般消費者が競売物件を落札する際のサポート業務を行うために必要な知識を身につける目的で始まりました。

今後年末にかけて、管理業務主任者、マンション管理士、ビル経営管理士、ホームインスペクター、不動産仲介士と試験は続き、不動産資格の取得に向けても勉強が進みます。老いも若きも勉強することが盛んな業界は、必ず進化します。楽しみな業界になってきました。

参照:坪田章央レポート/ウィキペディアフリー百科事典

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