第3683回

日本の新幹線システムが英高速鉄道へ

私の大好きな日立製作所が7月25日、老朽化した英国高速鉄道の更新計画で、車輌製造や保守事業を一括受注することに成功したと発表しています。事業総額は45億ポンド(約5500億円)で、大半の事業を日立が担うことになっているようです。いいねいいね。

日本政府も受注を全面支援し、海外の大型インフラ整備事業の獲得につながったと聞いています。日本の新幹線システムは、規模と言い、無事故記録と言い、安全安心運行では世界一です。私も1~2週間前に、偶然テレビで新幹線の運行システムを見ました。事故防止の対策が十重二十重に巡らされています。

日本のような狭い国土での高速運行は、それ以上に国土が広い英国、フランス、アメリカ等では垂涎の的ではないかと思います。奇しくもロンドン五輪の開会に合わせたような発表に、競技のメダル以上にワクワクします。日立は原子力発電システムも海外へ販売活動をしていますが、後れをとった新幹線部門担当者はうれしいでしょうね。

計画では2017年から日立製の車両が走行する予定で、その後の27年半の間、保守事業を担当するようです。これは良いことです。台湾のように、各国各メーカーに部分発注では相乗効果は薄いと思います。事故なく運行されているのは、薄氷の上を歩くがごとく、関係者は肝を冷やしていることでしょう。

またポンドの日本円換算を見ていると、わかりやすく言えば1ポンドが122円となります。ユーロが90円を割っている現状から見れば、EU非加盟国の英国は、ヨーロッパ圏内でもまだ体力がある国といえると思います。

私も英国の高速鉄道に乗ったことがあります。英国もロンドンを離れて北上すると田園地帯が続きます。子羊がいて草が繁茂しているエリアを通り過ぎていきますが、子羊を見た日本人は大勢が「可愛い」と言い、イギリス人は「美味しそう」と言うらしい。

マンチェスターかエディンバラだったか忘れましたが、指定席が重複して売られていて(ダブルブッキング)、英国レディーに追い出されたことがありました。彼女は指定券を持っています。われわれは団体券ですから各自では持っていません。添乗員を探したのですが、彼女の剣幕に負けました。間違いがないようなシステムが良いですね。

電話で相談 メールで相談