第3651回

リーガーホテルゼスト高松譲渡

マンション分譲やホテル・専門学校経営など、実に多彩な重層式経営を貫く穴吹興産㈱(穴吹 忠嗣社長・大2上場)が29日、船舶エンジンメーカー「マキタ(高松市)」のグループ会社が運営する「リーガーホテルゼスト高松」を買収したと発表しました。驚きましたが、あり得ることです。同じ名前で、穴吹エンタープライズ㈱が継続営業するのだと思います。

高松のホテル業界も熾烈を極め、「まちなか」で懇親会などのパーティーが出来るホテルが激減しています。JR高松駅近くのJA系ホテル「ホテルニューフロンティア」が最近閉鎖になりました。駅近のパーティ会場として、重宝していました。勿論「JRホテルクレメント高松」という巨艦はいますが、巡洋艦も良い働きをしていました。その前は、グランドホテルもありました。

これらのことから、「まちなか」では穴吹興産が所有し、穴吹エンタープライズが運営する「ロイヤルパークホテル高松」と、この「リーガーホテルゼスト高松」が2人横綱として双璧をなしていました。リーガーホテルゼスト高松はマキタの経営だという神話も手伝って、なかなかの稼働はしていたと思います。池田塾もここでした。

問題は宿泊ですかね。宿泊に的を絞ったお客様向けホテルが、再開発のG地区にもごく最近、その前の再開発地域でも「ダイワロイヤル」が完成をしています。ここ3年を振り返れば、5ホテルは新築が出来ていると思います。唯一和式宴会場だった「川六」も、今は宿泊のみとなっています。

そんな中で冷静にこの発表を聞いていると、穴吹エンタープライズ㈱の買収は、稼働率を上げる方法かなと歓迎をします。「ロイヤルパークホテル高松」の宴会場所は、最近とれなくなっていました。正直な話し、「ロイヤルパークホテル高松」がダメで、「リーガーホテルゼスト高松」へ予約をするというケースもありました。

それが統合することで、価格的なダウンも、両施設での稼働率のアップも図れて、私は双方に相乗効果をもたらす出来事かと歓迎します。マキタさん側は、早くから買収の打診を複数から受けていたようですが、高松の穴吹興産が手を上げたことで、話しが落ち着いたのだと思います。分かりませんが最後は、銀行さんの一言ですかね。

これで穴吹エンタープライズ㈱は郊外に、これまでの高松国際ホテル、まちなかに「ロイヤルパークホテル高松」とこのリーガーホテルゼスト高松をパーティー会場として、また自己が運営するあなぶきホールなどの民間運営能力を活かして、ケイタリングを通じてパーティ会場を増やすなど、まちなかに必要な機能を高めて欲しいものです。

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