第3531回

平成23年度香川県立高松商業高等学校卒業式

比較的暖かい(6℃)朝でしたが、体育館の中はやはり寒々としています。来賓等はスリッパを履いていますが、学生は靴下だけのいでたち。申し訳ないと思いながら、それでも1時間を過ぎると、寒さが身にしみてきます。卒業証書授与式は、毎年寒い会場と相場が決まっています。

卒業生校友会「紫雲会」から、真鍋健彦会長をはじめ、4名の副会長が参列しています。卒業生中心であることは当然なことですが、後方には父兄が沢山座っています。母親のなかに、父親も散見されます。時代と共に、両親参加が増えているのでしょうか。

商業科1組から男女混合で氏名が、担当教諭から読み上げられます。元気の良い返事の女子学生もいたり、返事をしない男子学生もいますが、一生に一度の機会ですから、誰にも負けない返事も良いかなと感じます。呼ばれたら、返事をするのがあたり前と言えば、今の時代はパワーハラ(パワーハラスメント)ですかね。

奈良計男校長も、これが最後の卒業式です。そんな背景を知って式辞を聞いていると、万感の思いが込められているように感じました。「卒業本当におめでとう」、そんな奈良校長の声が聞こえてきそうです。校長先生も、40年近くの教員生活からまさに卒業(定年退職)です。

全日制課程商業科199名、同情報処理科35名、同英語実務科37名、定時制課程商業科12名の合計283名の卒業生です。またこれまでの110年間で、33,486名の卒業生を送り出したことになります。一人ひとりがそれぞれ個性を持っていますが、特に次の二人が顕著な活躍をした卒業生です。

ひとりは定時制課程商業科を卒業された、70歳のご婦人ですが、お名前を失念してしまいました。毎年定時制卒業生は、華やかな衣装で登場するのですが、その後ろに母親くらいの夫人が着席していたのに私も気がつきました。テレビカメラが、その様子を捕らえていたようですが、私は残念ながらテレビを見ていません。

もう1人は、全国商業高等学校協会(全商)主催の検定試験で、9種目全部で1級に合格した豊田遼大さんです。今年は全国でも16人、県内でも8種目全種目合格者はこれまで僅か5名ですが、今年から1種目増えて9種目になり、初の9種目制覇の偉業を成し遂げました。

豊田遼大さんは、情報処理科に在籍し、弓道部で部活をやりながらの挑戦ですが、情報処理科はコンピューター中心で、取得する種目が商業科より多いようです。その情報処理科の卒業生は今年が最後で、すでに英語実務科とともに情報数理科が誕生しています。豊田さんは、香川大学経済学部に進学が決まっていて、将来は税理士を目指すそうです。みんなみんな卒業、おめでとうございます。

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