なでしこジャパンが世界トップへ
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日(日本時間18日早朝)、決勝戦を行い、なでしこジャパンが延長戦後のPK戦の末、世界ランキング1位白い壁と言われた米国を降し、初優勝しました。後にも先にも、アメリカに勝ったのは初めてです。Facebookでも、書き込みが続いています。
年齢制限がないフル代表の国際大会で、日本が優勝するのは男女を通じて初めての快挙です。澤(INAC)が通算5得点で大会得点王になり、「苦しくなったら私の背中を見て」と仲間を鼓舞した澤が、大会の最優秀選手にも選ばれました。
零対零で迎えた後半、速攻からモーガンに先制を許したときは、もうこれまでかと諦めかけましたが35分過ぎ、右クロスのクリアボールを、ゴール前に詰めていた宮間(岡山湯郷)が押し込み同点とした。このままPKになれば何とかなる。祈りの境地です。
延長前半の終了直前、ワンバックに心配した通り頭で決められ、勝ち越された。これでいよいよダメかと思ったのですが、なでしこジャパンの心は折れなかった。延長後半、もうダメかと思い始めた頃、左CKから澤が押し込み再び追い付き2対2。奇跡はあるんだ。
PK戦にもつれ込んだら、僅差でなでしこジャパンが強いと確信していましたが、案外3対1という大差で決着がつきました。白い壁に先制されても食らいつき、絶対諦めない玉追い、ボールの奪い合い、小柄ながらなでしこジャパンの食らいつきが、世界一を呼び込んだのでしょう。
世界ランキング4位の日本は、1次リーグを2勝1敗で突破。準々決勝で3連覇を狙ったドイツを倒したのが、1つのターニングポイントだったと思います。そして準決勝でスウェーデンに逆転勝ちして駒を進めていました。
08年北京大会の4位が過去最高だった日本女子が、初の決勝進出で一気に頂点に立ちました。まさかあのアメリカに勝てるとは、正直思っていませんでした。何だか1964年・昭和39年の東京五輪で、女子バレーボールチームがソ連に勝ったときのような雰囲気です。