福島原発一進一退が続く
何とも落ち着かない毎日です。もう一ヶ月したら東北地方にも桜が咲いて、その頃になると、「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 〔紀友則〕」
というのも分かりますが、現実に散るのは、日々迫り来る被爆の恐怖です。
東京消防局や自衛隊の必死の放水活動で、難は回避されたと安心したとたんに、原子力建屋から煙が上がっているとの報道がなされています。色も白ではなくて、若干の色が付いているらしい。水蒸気の白ではなく、明らかに何らかの物が焼けている証拠です。作業員は全員待避で、作業がまた止まります。
油かも知れないし、ビニール系の、もしかしたら今通電を急いでいる電気経路の電線被覆かも知れない。いろいろな心配が、また原子炉の水位とは逆に高まってきます。最終的には、各炉の冷却システムが回復しない限り、抜本的な解決にはならないことも、国民はみな知っています。
食の安全もこれから取りざたされてきます。原乳や葉っぱ物野菜、海の汚染も言われ始め、三陸や東日本の漁業が行き詰まります。まだ漁港は使えませんが、四国や九州からの漁船はこの海域まで漁に行きます。風評被害があって、暫くと言いますが、獲れない日々が続きます。
大臣が、「放水しないと処分する」と言ったの言わないの、また「大震災は天の恵み」と言ったの言わないの、つまらない話も漏れ伝わりますが、外国人から日本はもう完全に見放されています。今月末の上海高松格安チケット便の就航も、中止になりました。被爆した日本へは、足を踏み込みたくないという庶民の意志が伝わります。