第3107回

箱根駅伝は早稲田の総合優勝で明治は5位

往路を征した東洋大の、3連覇が掛かってスタートした復路のレースですが、結局20秒の僅差で、復活早稲田が22年度大学駅伝の三冠王となりました。第87回大会は、例年にもまして手に汗かくテレビ観戦となりました。

さらに見る者を熱狂させたのは、10位までのチームに与えられる来年の出場権争いです。8位に4校がしのぎを削り、國學院大学の選手がゴール地点を間違えるなど更にどきどきさせながら、結局國學院が10位、城西が11位で、天国と地獄の結果でした。本当に近年になく、僅差の箱根駅伝11時間のドラマでした。

今年は事前にテレビ(日テレBS)や新聞(読売新聞)で箱根駅伝の情報に触れていたもので、余計に力が入りました。明治大学も、昨年の10位から5位に大飛躍して、スター選手が鎧坂選手1人ぐらいですが、選手層の厚さを感じさせる安定した走りでした。それもゴール前で東海大学に最後に離されて、僅差で競り負けの5位ですから立派です。

落胆するチームや選手も多かったと思いますが、特に東洋大学の3連覇は、これまでの歴史でも5チームしかないという希少なチャンスでしたが、残念でした。次へのステップになればこれも現実だし、よい経験です。学習して、糧として下さい。

早稲田の18年ぶりの優勝は、これも立派です。渡辺駅伝監督を招聘し、それでも7年かかった優勝です。名選手必ずしも名監督とは限らず、その逆が多いのです。「自分が出来たのに、今の選手がなぜ出来ぬ」という自問自答から抜け出した時、選手との心が一つになり、結果に繋がるのでしょう。

もう一つ、拓殖大学駅伝監督に就任された中村正裕氏は、あの大東文化大が優勝した時の監督さんだそうで、それを三顧の礼を尽くして拓殖大学に招いた大学関係者は偉いと思いますが、昨年10月の予選会の翌日に開かれた日本テレビのBS番組で、8位がこれまでの最高位だから6位プラスマイナス1でゴールインが目標と語っていました。結果は公約通りの7位。駅伝のチーム作りも、会社の人材育成も全く一緒とつくづく感心しました。

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