金刀比羅宮例大祭御輿渡御










全国的に、海の神様として有名な香川県琴平町の「金刀比羅宮」で、10日夜、御輿渡御が古式ゆかしく営まれました。衣装は平安絵巻、出演者は現代っ子という感じでした。
私はここ讃岐に住んでいながら、お下がり(渡御)を拝見したのは初めてです。過去にもこの日に琴平へは来たのですが、接待気味に旅館でしこたま飲んで、お下がりを観ずじまいでした。
10月10日の特異日のせいか、(1964年雨の確率が最も低いとして、東京五輪の開会式が行われ、晴天の空に5機の飛行機が五輪を描いた)前日の雨がウソのような天候に恵まれ、温泉旅館の浴衣を着た見物客も大勢詰めかけていました。
一部には町営源泉で水道水の加水が行われていたとの報道に、旅館の入りの心配もあったそうですが、過去のお客様は怒るでしょうが、問題が表面化してから後は、きちんとした温泉の管理がなされています。
御輿渡御は、各地の毛槍を打ち振る「やっこ」の登場で幕を開けます。氏子や神宮をお守りしてきた地域地区の末裔が今年も参加です。順番も内容も、しきたりがあるようでした。何だか威厳を感じます。
総勢500人が午後9時に本宮を出発し、785段の階段を下ってきます。783(悩みがあってはならぬので2段増やしているという説もあります。)を抜けて、幸せ求めて降りてきます。ちなみに「みこし」は、武者姿80名程度で担ぐそうです。氏子総代や、巫女や雅楽を奏でる伶人らも続きます。馬も数多く下ります。
私は階段下、「旧とらや」の前で観ていました。今は閉鎖していますが、その昔は「天皇陛下皇后陛下」もお泊まりになられた「とらや」です。どの店も営業中にも拘わらず、御輿が通るその時には、あかりを消して迎えます。古式ゆかしい伝統が、受け継がれています。
帰りは零時過ぎのコトデン琴平発の臨時便です。知り合いが多くて、大声で話して、お陰で乗りすぎることなく仏生山駅に到着、楽しい一日でした。