第8261回

高松環状道路の一部は産業道路案を有識者会議が了承

高松市中心部を円で囲むように整備し、サンポート高松や高松道インターチェンジ(IC)、高松空港などの拠点をつなぐ地域高規格道路が、『高松環状道路』。市内全域の渋滞緩和や物流・防災拠点へのアクセス強化を計ろうと、30年前の1994年に計画が策定されている。随分昔の話しだが、ここへ来て、国土交通省四国整備局の有識者会議は10日、これまで議論されてきた3ルートの中から、県道176号線(檀紙鶴市線・通称産業道路)周辺を通るルートを対応方針案として了承した。

その計画には、『檀紙町』・『鶴市町』・『郷東町』・『瀬戸内町周辺』・『寿町周辺』・『福岡町周辺』の6カ所にインターチェンジ(IC)を設ける方針も示している。今後、国土交通省の正式決定を経た上で、詳細なルートや道路の構造、インターチェンジ(IC)の位置・接続場所を県や市と詰めることになる。さらに次のステップとなる都市計画決定(高松市)や環境影響評価を行い、事業採択へ突き進む。事業費は今の時点で、約2400~2700億円と見積もられている。

発表された高松環状道路10㎞は全体像40㎞の一部だが、都市間競争が激しくなる昨今、利便性が都市の競争力差にも繋がっていると私は考えています。例えば中国地方にあっては『広島市』が全ての面で文字通り中心都市でしたが、このところ地の利を生かして自然発生的に『岡山市』の力が強くなっていると感じる。行政区分ではいまだに広島だが、経済会議などは岡山会場開催が増えている。

岡山であれば東西幹線、山口広島からも関西兵庫からの移動のたやすく、日本海側の都市からの集散にもJRや高速道も整備されている。加えて四国四県からもアクセスが良い。中四国地方の大イベントも、岡山が寄り安いと言われはじめている。こう考えると一部の反対があるとしても、『高松環状道路』の事業採択が待たれるところだ。

高松道高松西インターチェンジ(IC)から高松空港へは、香川県が高規格道路を既に整備している。完成しているか途中か私は知らないが、概ね高松西インターから高松空港へのアクセスは整った。この『檀紙-福岡』間が完成すると、高松市の都市間競争では一層上位に位置されることになる。サンポート高松周辺の『県立アリーナ』『徳島文理大学』『外資ホテル』計画のうち先の2つはこの春稼働する。「こいつは春から縁起がいいわい」、高笑いが聞こえそうだ。

電話で相談 メールで相談