第8262回

『建国記念の日』を祝う香川県民の集いフィナーレ

2009(平成21)年から16回続いた標題の集いが、実行委員高齢化のため今年の大会が最後となる旨の報告が、佐伯勉会長(松平公益会理事長)から冒頭の挨拶でされました。初代の故木村大三郎会長から、佐伯勉松平公益会理事長が会長職を交代されて続いて来たモノだ。私は木村大三郎さんの、闘病中だった年の最後になった開会挨拶もよく覚えています。素晴らしい先人でした。

「『建国記念の日』を祝う香川県民の集い」は、平成21年(2009年)12月に開催された「天皇陛下御即位20年奉祝香川県民の集い」を起点として始まりました。この集いは、国とは何か、故郷とは何かを共に考え、現在の幸せを感謝することを目的としていました。以降、毎年2月11日の「建国記念の日」に合わせて開催されており、奉祝式典や記念講演、合唱など多彩なプログラムが行われています。

例えば、平成24年(2012年)の集いでは、京都産業大学法学部教授の所功氏を講師に迎え、「日本の建国と発展の底力」という演題で記念講演が行われました。

このように、「『建国記念の日』を祝う香川県民の集い」は、香川県民が建国の歴史を振り返り、国や故郷について考える場として、毎年継続的に開催されています。その大会が今年で最後、なんとも残念であります。

本日も式典(午後1時30分から県民ホール小ホール)から始まり、平井二郎副会長の万歳三唱の発声で、参列者全員起立して万歳。第2部の日本の歌は、高松第一高校合唱部が『香川県民歌』から『ふるさと』まで、ふるさとは歌いながら私も泣いていました。国や故郷を考えると、両親や友達などを思い出します。香川胆識の会(旧盛和塾香川)では、いまだに稲盛和夫会長の教えを振り返り、会合解散の前には大きな輪になり『ふるさと』を合唱します。

今日2月11日は建国記念「の」日です。なぜ「記念日」ではないのかと言えば、国として独立があったことを記念するような特定の日ではないからです。2月11日は、日本書紀などで初代天皇とされる神武天皇が即位された日(旧暦の紀元前660年1月1日)を明治初期に新暦で推定したところ、2月11日ということとなったようです。それが戦前の『紀元節』につながります。私の叔父は、1940(昭和15・紀元2600)年に生まれて『紀元(のりもと)』と名付けられました。

つまり、正確にこの日に何かのイベントがあったわけではありません。ちなみに、諸外国の例を見ると、植民地から独立した日を独立記念日とする国が多いようです。日本という国は、なんとなく国としてまとまってきて、明治期に諸外国との間で近代国家として形作られたということであり、戦後のことも考えると、いろんな「建国」がありそうです。(酒井啓司さんのメールから転用)

第3部は記念講演で、『環境と建築』と題して妹島和世(県立アリーナを設計した建築家)さんから、これまでの代表的な作品を題材にして話を聞きました。私も訪れたことのある『金沢21世紀美術館』や、豊島(てしま)の民家の「リノベーション」などを手がけています。お椀を伏せたような丸い屋根が2つ、大きくはないが、林立するビル群の中で異彩を放つ建物は、竣工式典前だがすでに高松のランドマークになっているようです。

先の小欄にも書いたように、プロジェクトマッピングが予定されているが、それも海から見るのが最高のように演出されていて、一体誰が見るのかという疑問があるという意見(植田真紀子県会議員)を紹介しましたが、高松を船で訪れる人々が『あれが高松か』と思ってくれるのがランドマークで、昔も今もこのアプローチが一番良いのだと妹島和世(県立アリーナを設計した建築家)さんは言うし、私もそうだと思います。

電話で相談 メールで相談