第2344回

日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄氏の論文を読んで

確か先月(11月)初め頃に、前・防衛省航空幕僚長 空将田母神俊雄氏が、「報道されない近現代史」出版記念懸賞論文に応募し、最優秀作品となった論文が世に出て、本人は定年退職、退職金自主返還に追い込まれたという事件がありました。

その論文を、全部読みました。なかなかの力作で、彼が現役の自衛官でなければ、「おとがめなし」の最優秀で、さもありなんと思います。しかし現職航空自衛隊最高幹部の考え方が活字になると、やはり問題になると思います。

しかし不思議なことに、正直な話し、ここに書かれていることが全て事実であれば(そうあってほしいと願っている私)、もうそろそろ日本の政府は、「正直な歴史観」を世に問う時になっているのではないでしょうか。

戦前の、大東亜圏における日本軍の侵略は、侵略などではなくて、これらの国に対する駐留は日米安保条約のもとで現在米軍が日本に駐留するのと同じだという、つまり当時の日本軍の駐留は、条約に基づいたものであると論じています。

『現在の中国政府から「日本の侵略」を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争・日露戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だという人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在したことがない。』とその中で述べています。

中略 『我が国は満州や朝鮮半島や台湾に学校を多く造り現地人の教育に力を入れた。道路、発電所、水道など生活のインフラも数多く残している。また1924年には朝鮮に京城帝国大学、1928年には台湾に台北帝国大学を設立した。日本政府は明治維新以降9つの帝国大学を設立したが、京城帝国大学は六番目、台北帝国大学は七番目に造られた。その後八番目が1931年の大阪帝国大学、九番目が1939年名古屋帝国大学という順である。なんと日本政府は大阪や名古屋よりも先に朝鮮や台湾に帝国大学を造っているのだ。』

『また日本政府は朝鮮人も中国人も陸軍士官学校への入校を認めた。』といような、私が今まで聞いたことがない情報が満載です。

『私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。』

ここに書かれていることが解釈上全て正しいとも思えないが、何かと言えば「日本は侵略国家であった」という自虐史観は、もういい加減にしてくれと言いたい。日本の政治家は、今こそ重い口を開いたらどうなのだろうか。先に書いたように、オバマ新大統領には沖縄嘉手納基地と厚木基地の返還を、ロシアには北方四島の返還を、訳のわからない交付金よりは、返還のための資金に使って貰いたい。

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