第2241回

第90回全国高等学校野球選手権大会が終わりました

大阪桐蔭(北大阪)が17対0で、常葉菊川(静岡)を破って頂点に駆け上がったのです。予想外の大差に、試合を見ていないだけに、軽快な町田、酒井の二遊間を中心とした守備力を備えていた常葉菊川の、エース戸狩のひじ痛が最後に響いた結果だと残念です。もちろん17点を挙げた大阪桐蔭の、浅村、萩原、奥村らパワーのある打者が甲子園で一回り成長し、切れ目のない打線が完成した結果で、心から祝意を贈りたいものです。また右腕・福島由が安定感を取り戻し、強打常葉菊川を完封したのは、絶賛に値すると思います。

また今年の選手権は、「打高投低」の顕著な大会だったと思います。本塁打は一昨年の60本に続く史上2位の49本が飛び交った派手な大会でした。満塁を含む3本塁打の奥村や筒香(横浜)、坂口(智弁和歌山)の史上初の1イニング2本塁打、山田(東邦)の初球先頭打者本塁打など、計り知れないパワーを感じました。

総安打数が80回大会を抜く1079安打を数え、総得点が537点に達したそうです。10点を超える得点もありました。その10得点で負けたら、指導者の打つ手は、あるのでしょうか。

背景には投手陣の非力さがあると言われていますが、大阪桐蔭や慶応などが複数投手をそろえ、ローテーションを意識した投手起用や、交代の妙味を見せたのですが、肝心のエースのスタミナ不足が目立ったように感じました。

私はこの際、高校野球も、公式戦では木のバットを使う時代がまた訪れたのではないかと思います。手袋の使用も、今は許可されています。良いと思います。

筋肉トレーニングで鍛えた体で、思い切って振るバットに、球が当たればそれは飛ぶと思います。普通の学校で、2人のエースを育てることなど、出来る学校がまれですよ。

バットが木になると、破損などで各校の負担が増えるのは承知しています。練習などには今のままの金属製でいいと思います。それに足らない分は、高野連が負担したらどうですか。大会の有益金報告書などは見たことがありませんが、球場にあれだけの人を集めて、テレビ放映をして、おまけに入場料も取って収益が上がっていないことはないでしょう。

準決勝戦を2日に分けて開催しても、投手の疲労は以前(1日で4試合)よりはましという程度で、少し投手に肩を持たないと、本当に投手の「肩が持たない」と思います。

電話で相談 メールで相談