国籍法規定は違憲外国人女性の婚外子訴訟
最高裁で争われていた、未婚のフィリピン女性と日本人男性の間に生まれた子供で、出生後に男性から認知を受けた十人が、日本国籍を求めた二件の訴訟の上告審判決で、原告(フィリピン女性ら)の日本国籍を認める逆転勝訴が確定しました。
最高裁大法廷ですから裁判官15名です。9名の裁判官が違憲とし、3名が合憲とて、判決が決しました。15人のうちでも、全員一致でなかったことに、問題の根深さがあるように思います。
国籍法は、母が外国人で日本人の父が生後認知した子供には、父母が結婚すれば日本国籍を認め、非婚の場合は認めないとしています。また胎児認知は、つまり出生前認知は、その子供の国籍を認めています。
婚外子差別に絡む最高裁の違憲判断は初めてで、同様の立場の子供は国内だけでも数万人いると推計されるそうです。
そしてこの逆のケース、外国人の父と日本人の母の間の子供は、いずれの場合も日本国籍を認めています。
今後ますます、俗に言う混血児が増えます。世界的な傾向も考慮に入れて判断したのか、複雑化する「日本人」を永遠に幸せにすることは、並大抵のことではないという予想は鮮明になりました。