第33回定時総会・香川県中小企業家同友会in高松国際ホテル



10日昼すぎまではライオンズクラブで、昼からは標題の総会でした。私は一連のスケジュールをノンアルコールで切り抜けるつもりで、マイカーでツインパルながおへ行っておりました。
ところが銭谷禎人先生に会って、「のまんかい」と言われて喜んで飲んで(田中克己さんの田から収穫した米で作った金陵の新酒が美味かった)、妻と永尾裕子さんに迎えに来てもらいました。代行運転は夜の7時からの営業だそうです。
総会の冒頭、記念講演は「売れるものを売らない我慢、売れないものを売る信念」㈱京北スーパー相談役・石戸孝行氏の話は、衝撃的でした。
驚きました。45年前に㈱京北スーパーを25歳で立ち上げ(総合食料品・雑貨・タバコの小売売)、26年前に同友会に入会して経営理念をお作りになった。その一つに「健康を売る」と決めて、そして24年前に全店でたばこの販売をやめたそうです。当時はなかなかたばこの販売免許が降りなかった、そういう時代にです。
千葉県JR柏駅前店を中心にして、2~4㎞範囲で多店舗展開をしています。完全なオーバーストアーの中のスーパーマーケットです。チラシをしていないというのも、ユニークです。月に沢山買う人(52,500円以上)が35%で、90%の売上をしてもらっている。だから京北スーパーに、チラシはないのです。必要ないのです。
情報開示、社内LAN・データ共有に腐心しています。お客様のクレームをそのまま店内に公開しています。「THE KEIHOKU」というHPには、社長日記もあり、社長の考えをそのまま伝えています。「食のこころ」と言うページには、「泊まってみたい旅館ナンバーワン」などを紹介しています。食材提供者の声も紹介しています。
またデーターベースは、お客様の「不」を無くすと断言しています。
生産者情報交換会では、全国の特産物を作っている人を柏へ集めます。瀬戸内海に浮かぶ島で、レモンを作っている農家の経営者もお呼びします。レモンはもちろん持参されますが、鯛やヒラメも持参されます。この会に招かれることを、生産者は誇りに思っています。
ジャガイモにもストーリーがあります。北海道の生産者を訪ねます。正しい情報を提供します。芽が出る前のジャガイモは、エネルギーが蓄えられて、実に美味いのだそうです。しかし、「この時期は芽が出やすいので、必要以上に買うな」と書いているそうです。
刺身も盛り合わせと書けばいいのですが、「中トロ」「鯛」「天然ハマチ」と、パック詰めの外にシールを貼っています。また「ブランド作り」に特化しています。It`s my opinionとして、自分たちの販売理念を発しています。
食の不祥事が続いています。スーパーだけではありませんが、消費者は敏感です。騙したツケは大きい。新規のお客様を獲得する経費は、通常の6~10倍のコストが掛かります。
これからの生き残りは、決算書に現れないなにか力を蓄えることだと言います。
Solution(問題などの解決策)は永遠のテーマです。これで良いと思うのも思わないのも経営者の判断だけです。棚で手招きしていない商品では、意味がない。タダ並んでいるだけでは戦力にならないのです。
お客様にありがとうと言われる企業しか生き残れない。地域が必要としない企業は存在する価値がないのです。
石戸孝行氏は、千葉同友会東葛支部相談役です。まだまだ同友会には、凄いお人がいるわいな。